スコアを良くしたいなら断然コレ!タイトリスト T300 アイアン
【ミヤG】
「T300」は、Tシリーズの3モデルのなかで、最もヘッドサイズが大きいモデル。トップブレードは厚めで、グースネックにもなっていて、やさしそうな雰囲気のアイアンですね。
【ツルさん】
ミヤGは、そんなふうに“いい感じ”に言っていますけど、僕は知っていますよ。本当は、こういう大きいヘッドのアイアンは好きじゃないんでしょう?
【ミヤG】
あれ?バレましたか。構えづらいとは思いませんが、個人的にはもう少し、すっきりしたヘッド形状のほうが好みです。では、打ってみます。
【ツルさん】
ミヤGの球筋は、とても安定していますよ。Tシリーズの3モデルのなかでは、いちばんミヤGに合っていると思うんですけど。
【ミヤG】
このアイアンは、ミスの許容度が高いですね。曲がらないし、芯を外しても飛距離が落ちづらい。それに高弾道でよく飛びます!
【ツルさん】
「T300」の7番アイアンのロフト角は29度。兄弟モデルの「T200」は30度ですから、1度しかロフト差がありません。飛距離に関しては「T200」よりもキャリーで5ydぐらい飛ぶ感じですね。僕が以前にコースで試打して、飛距離よりも「T200」との違いを感じたのは、球の高さでした。高弾道を打ちたいなら、間違いなく「T300」をチョイスすべきです。
【ミヤG】
「T100」と「T200」はソリッドな打感でしたが、「T300」はフェースの弾きを感じました。弾道計測値を確認すると、ボール初速も「T300」がもっとも速かったです。
【ツルさん】
飛ばせるし、曲がらないし。高さを出せる。やさしさが高レベルなアイアンだと思いますね。
【ミヤG】
ストロングロフトの飛び系アイアンですが、一般的な7番アイアンの長さに保たれているところもイイですね。ヘッドが大きいせいでクラブ自体も短く見えて、打ちやすく感じられます。アマチュアにとってスコア向上に役立ちそうなのは、Tシリーズのなかでは「T300」がいちばんでしょうね。
■ 試打したクラブのスペック
タイトリスト T300 アイアン
●番手(ロフト角):7番(30度)●シャフト:NSプロ 950GH neo ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。