大きな投影面積でやさしさもMAX マーベリック MAX ドライバー
【ミヤG】
マーベリックシリーズの3本目の試打は、4月発売予定となっている「マーベリック MAX ドライバー」です。ヘッド体積は「マーベリック ドライバー」と同じ460ccなのですが、こちらのほうがヘッドはずいぶん大きく見えます。
【ツルさん】
空力を考えてヘッド後方を高く設計した「マーベリック ドライバー」は、意外と小ぶりに見えるんですよね。それと比べると「マーベリック MAX ドライバー」はシャローバック形状で投影面積が大きく、見た目にも安心感があるヘッドになっています。ヘッドをまっすぐに動かすイメージがわくので、僕は3モデルのなかでいちばん構えやすく感じますよ。
【ミヤG】
打ってみると、打ち出しが高く、スピンも適度に入ります。文句ナシの高弾道です。
【ツルさん】
楽に振ってもポーンと球が上がってくれるし、大型ヘッドのわりに球のつかまり具合も良好です。ドロー弾道になるというよりは、ほかの2モデルよりも右に飛び出しにくいモデル。スライサーにとっては3モデルのなかで、もっともオートマチックにまっすぐ飛ばしやすいドライバーだと思います。
【ミヤG】
弾道計測をしたときにはフェースのやや上目に当たっていたんですよね。僕がいつもどおりにスイングしてフェースの芯でヒットすると、スピン量はちょっと多めでした。
【ツルさん】
適度にスピンが入って、落ち着いた弾道になるタイプだと思います。試打クラブはロフト角が10.5度、シャフトフレックスもSRなので、そもそもミヤGにはアンダースペックなんだと思いますよ。「マーベリック MAX ドライバー」は純正シャフトの重量も他の2モデルより軽く、40グラム台のものが装着されています。
【ミヤG】
僕のヘッドスピード(42~43m/s)で打っても、軽すぎて軟らかすぎるように感じました。おそらくヘッドスピード40m/s未満の人向けなんでしょうね。
【ツルさん】
この純正シャフトだと、そうなりますね。打感には爽快感があって、遅めのヘッドスピードで打っても心地よいフィーリングが得られるようにチューニングされています。シャフトを付け替えれば、もっと幅広いゴルファーにマッチしそうなヘッド性能です。ブレにくく、オフセンターヒットしても初速が落ちにくいし、本当にやさしく打てるヘッドです。
【ミヤG】
「マーベリック MAX ドライバー」はヘッドが脱着式になっているから、シャフトの交換も楽にできますよね。
【ツルさん】
これまでのキャロウェイのシリーズだと、もっともやさしく打てる「スター」という名称の付くモデルは接着ネックだったんです。「MAX」になってカチャカチャできるようになったのはうれしいですね。
■ 試打したクラブのスペック
キャロウェイ マーベリック MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Diamana 40 for Callaway ●硬さ:SR
■ マイクラブ情報
ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI●硬さ:S
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。