新製品レポート

ぶっ飛び系なのに打感がいい! テーラーメイド SIM MAX OS アイアン

2020/07/13 05:00
「SIM MAX」よりも大きなヘッドでやさしい「SIM MAX OS」アイアンを試打

【ミヤG】
前回試打した「SIM MAX アイアン」に続いて、今回は「SIM MAX OS アイアン」です。7番アイアンのロフト角が26度というストロングロフトの“ぶっ飛び系”です。

7番アイアンを比べると、SIM MAX(左)に比べてSIM MAX OSはヘッドが大きく、ロフトが2.5度立っている

【ツルさん】
「SIM MAX」は7番のロフト角が28.5度なので、「SIM MAX OS」のほうが2.5度、ロフトが立っています。OS(オーバーサイズの頭文字)と名付けられているとおり、ヘッドは「SIM MAX」よりも大きくてソール幅も広い。こちらのほうが簡単に飛ばせそうだと想像できますね。実際に打って確かめてみましょう!

【ミヤG】
「SIM MAX」を試打したときにも感じましたが、「SIM MAX OS」も球のつかまりがいいです。大きなヘッドだけど、ヘッドが戻りきらずにプッシュするようなミスが出ません。

【ツルさん】
このモデルも打感がいい! 弾きのいいフェース素材が使われているにも関わらず、引き締まった打感が得られます。ぶっ飛び系アイアンとは思えないぐらいフィーリングがいいです。それに、やはり「SIM MAX」よりも飛びます。

【ミヤG】
弾道計測値を確認すると、こちらのほうが「SIM MAX」よりも低スピン弾道になっていました。とはいえ、26度というロフト角を考えると十分に球は上がってくれています。

【ツルさん】
2.5度のロフト差があっても打ち出しの高さはほとんど変わらず、少ないスピン量でより飛ばせる感じですね。おそらく「SIM MAX OS」のヘッドは、かなり低重心化されているのだと思います。僕が打つと、「SIM MAX」よりも約1番手ぶん飛ばせました。

【ミヤG】
ヘッドが大きすぎるようには感じますが、これだけやさしく飛ばせるなら文句は言えないです(笑)

【ツルさん】
ぶっ飛び系アイアンとしては完成度が高いですよ。単純にやさしくまっすぐ飛ばせるアイアンが欲しいなら「SIM MAX OS」をチョイスすべきです。そこまでは飛ばなくてもいいと考える人、ヘッドを上からしっかり打ち込みたい人は「SIM MAX」を選ぶといいでしょうね。

ロフトは立っているが球はよく上がる。曲がりにくく、スピンが少なめなのでやさしくぶっ飛ばせる

■ 試打したクラブのスペック

テーラーメイド SIM MAX OS アイアン
●番手(ロフト角):7番(26度)●シャフト:KBS MAX85 JP ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)

ツルさん:タイトリスト 718 AP2 アイアン
●番手(ロフト角):7番(33度) ●シャフト:ダイナミックゴールド 105 ●硬さ:S200

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

テーラーメイド
発売日:2020/02/07 参考価格: 90,000円