新製品レポート

飛びのポテンシャルが高い洋ナシ型 スリクソン ZX7 ドライバー

2020/11/02 05:00
アスリート好みの操作性と高い飛距離性能を持つという「スリクソン ZX7 ドライバー」を試打

【ミヤG】
新構造の「リバウンドフレーム」が特徴となっているスリクソンの新ドライバー。当初、松山英樹プロは「ZX5 ドライバー」を使用していましたが、今はこちらの「ZX7 ドライバー」に持ち替えているようです。2モデルの違いが気になります!

クラシカルな洋ナシ型のヘッド形状。すわりが良く、構えやすさは抜群

【ツルさん】
どちらのモデルも実戦で使用していて、自分のフィーリングやコース状況によって使い分けているみたいです。「ZX7」は、ヘッド最後部のふくらみがトウ側に寄っている洋ナシ型のヘッド形状。クラシックな雰囲気があります。

「ZX5」(左)と比べると、すこし小ぶりになっているのが分かる

【ミヤG】
「ZX5」と見比べると、「ZX7」のほうが少し小ぶりに見えますね。ヘッドシェイプは「ZX5」と違うのですが、アドレスのしやすさは変わりません。ヘッドのすわりが良くて、フェース全体をターゲットに向けやすく、とても構えやすいです。では、打ってみます!

【ツルさん】
ナイスショット! 打っているのを見ていると、ミヤGは「ZX7」のほうが良さそうですね。

【ミヤG】
「ZX5」だとプッシュのミスが出ていましたが、「ZX7」だと持ち球のドローがうまく打てました。僕にとっては弾道安定性も「ZX7」のほうがいいみたいです。

【ツルさん】
「ZX5」は、ヘッドの慣性モーメントを高めて寛容性を優先したモデル。「ZX7」は、少し操作性を持たせたモデルとなっています。自分でヘッドをターンさせて球をつかまえたい人には、「ZX7」のほうがインパクトのフェース向きを合わせやすいんだと思います。

【ミヤG】
ツルさんは、どっちが打ちやすいですか?

【ツルさん】
僕もミヤGと同じで、意外にも「ZX7」のほうが球をつかまえやすく、自分が打ちたい球を打てていました。ボール初速性能は「ZX5」と同じく、とても高い。このドライバーは、飛びのポテンシャルが高いと思います!! 打ち出し角やスピン量は「ZX5」と同等。少しだけ「ZX7」のほうが、球が強くなるかな。

【ミヤG】
試打する前のイメージとは違いましたね。「ZX5」が少しやさしく打てるモデル、「ZX7」は球のつかまりを抑えたアスリートモデルだと思っていたのですが、実はそうでもない。スイングタイプによって、2モデルの好みが分かれそうです。

【ツルさん】
「どっちでも問題なく打てる」という人もいると思います(笑)。2モデルではヘッド形状とヘッド挙動が少しずつ違っていて、やりすぎないモデル間での差別化が絶妙です。「ZX5」の試打のときにも言及しましたが、2モデルでは標準シャフトが違っていて、しなり具合が異なります。シャフトでも振り心地や弾道には差異が出てきますね。

高初速・低スピンで、高い飛距離性能を持つ。ヘッドが動きやすい分、ZX5より球をつかまえやすく感じるかも?

■ 試打したクラブのスペック

スリクソン ZX7 ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:ディアマナ ZX60 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI ●フレックス:S

ツルさん:テーラーメイド SIM MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:VENTUS 6 ●フレックス:X

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

ダンロップ
大きな飛距離と操作性
発売日:2020/10/17 参考価格: 74,800円