曲がらない高弾道がラクに打てる キャロウェイ エピック MAX ドライバー
【ミヤG】
エピックシリーズのドライバー3モデルのなかで、最もヘッドの投影面積が大きく、やさしく打てそうなのが「エピック MAX ドライバー」です。前回試打した「エピック SPEED ドライバー」とはヘッド形状が全然違います!
【ツルさん】
昨年発売された「マーベリック MAX ドライバー」の後継モデルと考えられますが、2本の柱でソールとクラウンを支える「ジェイルブレイク テクノロジー」が進化して、ドアのような構造で横方向の剛性まで上げた「ジェイルブレイク スピードフレーム AI テクノロジー」が新たに採用されています。ソールのトウ側がカーボンになって、高慣性モーメント化されているのも特徴です。では、打ってみましょう!
【ミヤG】
むむっ……、どうも僕には気持ちよく振り切りにくい。うまく芯に当てにくいです。
【ツルさん】
ミヤGは、前回試打した「エピック SPEED」も打ちにくそうでした。三菱ケミカル製の標準シャフトが合っていないみたいですね。でも、結果はそんなに悪くないですよ。
【ミヤG
そうなんです。芯に当たらなくても、そこそこ曲がらずに飛んでいってくれます。今回のエピックシリーズは、どのモデルもミスヒットにはかなり強そうです。シャフトは、このモデル専用設計の40g台ですが、ヘッドスピード43m/sの僕が打っても軟らかく感じました。
【ツルさん】
第一印象としては、球が曲がらない! 適度に球がつかまってくれるし、めちゃ簡単に打っていけます。打ち出しからポーンと球が上がりやすく、スピンも適度に入るので、シャフトも含めてヘッドスピード40m/s前後のゴルファーにちょうど良さそうです。
【ミヤG】
ツルさんが打つと、めちゃ高弾道になりますね。見るからにアンダースペックです。
【ツルさん】
試打クラブのスペックで僕が打つと、振れば振るほどボールが空に向かって飛んでしまいます。試打計測ではスピンを減らして打ちましたが、いつもどおりに打つと3000回転近くスピンが入ってしまう。けれど、全体的にはかなり好印象でした。ロフト角9度のモデルにして、しっかりしたシャフトに付け替えれば、振りちぎっても曲がらず、扱いやすいドライバーに変貌しそうな雰囲気。ヘッド性能のポテンシャルの高さを感じるし、とにかくやさしいです。ドライバーが苦手な人に試してみてほしいですね。
■ 試打したクラブのスペック
キャロウェイ エピック MAX ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Diamana 40 for Callaway ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:テーラーメイド M5 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:Speeder 569 EVOLUTION VI ●硬さ:S
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。