全番手が打ちやすい新コンセプト プロギア 05 アイアン
【ミヤG】
プロギアのアイアンシリーズに「05 アイアン」が追加されました。ヘッドサイズが少し大きめのポケットキャビティですが、トップブレードが薄めでグースも少なめ。比較的シャープな雰囲気を備えたモデルです。
【ツルさん】
このアイアンのもっとも特徴的な部分が、番手ごとの長さ設定なんです。セットの6番と7番が37.5インチ、8~PWまでが36.5インチという2レングス設定。番手間のロフト差を5度にすることで、きちんと番手ごとの飛距離差が出るように設計しているそうです。
【ミヤG】
アイアンセットとしてよく見ると、一般的なアイアンのようにクラブの長さが階段状になっていないことが分かります。けれど、それぞれの番手を構えたときには、長さのことはまったく気にならないですね。言われないと気づかないかも(笑)
【ツルさん】
他社のワンレングスアイアンの場合だと、ショートアイアンを構えたときに「長い!」って感じてしまうのですが、この2レングス設定なら違和感がありません。個人的には、こっちのほうがいいと思いますね。前置きが長くなりましたが、ミヤGから試打をどうぞ!
【ミヤG】
同じ長さの8~PWは、とても打ちやすいです。きちんと番手の距離差も出せていましたよ。6番と7番はどちらも軽く感じてしまって、トップや引っかけのミスが多かったです。とはいえ、ヘッド性能としてはブレずに飛ばしやすいタイプですね。
【ツルさん】
僕は、どの番手で打っても当てやすさを感じました。この2レングスのアイアンセットは大正解だと思います。大きめのヘッドでストレート気味のネックなので、球が少し右に飛びがちなのが気になりましたが、ミヤGが言うようにヘッドがブレにくくて曲がりは少ない。どちらかいうと、引っかけのミスが多い人にマッチしそうですね。
【ミヤG】
このアイアンは、別売の単品ウェッジも同じ長さに設定されているらしいですね。
【ツルさん】
そうなんです。48度、52度、57度の3本が用意されていて、これら3本が同じ長さ。つまり、アイアンから単品ウェッジまでをそろえると、トータルで3レングスになります。僕はこの設定もいいと思いますね。ウェッジがアイアンと同じ長さだと、球が上がりすぎるし、方向性が悪くなりますから。ウェッジは、あくまでもウェッジとして打ちやすいほうがいい。あと、このシリーズに採用されているフジクラ製のオリジナルシャフトも好印象です。当てやすさに貢献していますね。
【ミヤG】
たしかプロギアの「LS」シリーズで展開されているフェアウェイウッドとユーティリティも、それぞれが同じ長さ設定になっていましたよね。
【ツルさん】
「LS」シリーズと「05 アイアン」は、どちらも打ちやすさを優先して長さが設計されています。対象ゴルファーもヘッドスピード40m/s前後と同じなので、新しいコンセプトを採用した同一シリーズと考えてもいいと思います。
■ 試打したクラブのスペック
プロギア 05 アイアン
●番手(ロフト角):7番(30度) ●シャフト:MCI FOR PRGR ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト T100S アイアン
●番手(ロフト角):7番(31度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 115 ●硬さ:X
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー