新製品レポート

軽快に振り抜けるスッキリ顔の飛び系 キャロウェイ ローグ ST MAX FAST アイアン

2022/08/29 05:00
軽量で振り抜きやすく設計された「ローグ ST MAX FAST アイアン」を試打

【ホッシー】
ローグSTシリーズのアイアンで、もっともストロングロフトなモデルが「ローグ ST MAX FAST アイアン」です。7番のロフト角は27度となっていて、めちゃ飛びそうです!

シリーズの中ではスッキリとした見た目。日本のゴルファーの好みが反映されている

【ツルさん】
このアイアンは、ヘッド形状がほかとは少し違うんですよね。兄弟モデルの「ローグ ST MAX アイアン」や「ローグ ST MAX OS アイアン」よりもグースが少なく、トップブレードは薄め。ヘッドは大きめで面長ですが、すっきりとした雰囲気に仕上げられています。聞くところによると、このモデルだけは日本からの提案と要望によって、日本のゴルファーに好まれる顔つきに設計されているそうです。

【ホッシー】
なるほど、それを聞いて合点がいきました。構えてみると、僕が普段使っている「X FORGED STAR アイアン」とヘッド形状が似ていて、構えやすいんです。もともと「X FORGED」シリーズも日本からの提案で作られたクラブ。僕は日本のゴルファーの典型例として、こういう顔つきのモデルが構えやすくて好きですね(笑)

ツルさんの「ローグ ST MAX FAST アイアン」試打データ

【ツルさん】
ヘッド自体が軽量化されているそうで、打ってみるとほかのモデルにはない軽快さが感じられます。さらに今回の装着シャフトは、スチール最軽量の日本シャフト製「NSプロ ゼロス 7」。クラブ全体として振り抜きやすく、本当に“スパッ”と素早く振れますよ。

ホッシーの「ローグ ST MAX FAST アイアン」試打データ

【ホッシー】
ツルさんの言うとおり、このアイアンには軽快という表現がいちばんしっくりきます。打感も軽めなので、打っていてしんどい感じがなくラクですね~。ただし、僕がいつもどおりに振っちゃうと、軽量すぎるせいか球が左右に散らばってしまいました。

【ツルさん】
僕らが振ると7番で170~180ydは飛ばせますが、そのような使い方は想定されていません。ドライバーのヘッドスピード40m/sくらいで振ると、シャフトのしなり感がちょうど良くなって、気持ちよく140~150ydを飛ばせます。そういう用途のクラブとしては、とても優秀な性能です。

標準スチールシャフトの「NSプロ ゼロス 7」は軽量で、振り抜きやすさに貢献している

【ホッシー】
寛容性と直進性を求めるなら「ローグ ST MAX OS」の選択肢もありますが、ラクに振れるのはこちらですね。

【ツルさん】
いちばんの違いは、やはり振り抜きやすさです。「ローグ ST MAX OS」は、重心位置の影響もあってヘッドが少し重く感じますからね。スピーディに振りたいなら「ローグ ST MAX FAST」をオススメします。

寛容性の高さに加えて、ヘッドスピード遅めのゴルファーでもスピーディーに振れて飛ばしやすいアイアン

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ ローグ ST MAX FAST アイアン
●番手(ロフト角):7番(27度) ●シャフト:NSプロ ゼロス7 ●硬さ:S

■ マイクラブ情報

ホッシー:キャロウェイ X FORGED STAR アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(29度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 105 ●硬さ:S

ツルさん:タイトリスト T100 アイアン(2021年)
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:AMT ツアーホワイト ●硬さ:S300

■ ホッシー プロフィール

1978年生まれのGDO編集部員。以前に「ゴルフガレージ」で店舗スタッフをしていた経験があり、過去のゴルフクラブ情報にも詳しい。ドライバーのヘッドスピードは47m/sとアマチュアゴルファーにしては飛ばし屋。けれど、球が左右に散らばるのが悩み。持ち球は低めのフェードでアイアンも低弾道。平均スコアは95くらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。ライフワークとして、日々ゴルフの最新情報を収集している。ドライバーのヘッドスピードは45m/s前後。たいていカラダのどこかしらの箇所が痛く、自由にスイングできないのが悩み。いつもスイング改造中。現在の持ち球は中弾道のフェード。

キャロウェイ
ストレートに振り抜く、軽さで飛ばすMAX FAST
発売日:2022/03/18 参考価格: 132,000円