新製品レポート

右を消せる直進系!低スピンで飛ばせる高MOIドライバー コブラ「OPTM MAX-K」

2026/02/09 07:00
昨年大ヒットした「DS-ADAPT MAX-K」の後継モデル「OPTM MAX-K」

1月に発売されたばかりのコブラ「OPTM(オプティム)」シリーズは、「POI(慣性乗積)」という新しい数値に注目した革新的なドライバーとして話題を呼び、好調なセールスを記録している。ラインアップは「OPTM X」「OPTM MAX-K」「OPTM MAX-D」「OPTM LS」の4機種だが、今回はその中から左右ブレに強く直進性に最も優れた「OPTM MAX-K」をピックアップする。ギア知識が豊富なミタさんがヘッドの特徴を解説。飛距離性能、打感、構えやすさを、アスリートゴルファーのコウタロウ(HS50m/s)とベテランゴルファーのシオさん(HS40m/s)が試打し、分析した。

高慣性モーメントドライバーの弱点を克服

ヘッド最後方部に脱着可能のスクリューウエートが搭載

【ミタさん】
今回はコブラのニューモデル「OPTM」シリーズから「OPTM MAX-K」を紹介します。

【コウタロウ】
「MAX-K」という名前から察するに、MOI(慣性モーメント)が高いモデルでしょうか。

【ミタさん】
正解です。国内モデルに関しては左右のMOIは前作同様にギリ10K(慣性モーメント10000g・cm2)未満。ただ、「OPTM」シリーズは慣性積(POI)という数値に注目しており、この「MAX-K」でも高MOIヘッド特有の振りにくさを抑えているというのが大きな特徴です。ミスヒットに強いうえにヘッドがスムーズに回転できるので、「軸がしっかりしたコマ」のようなバランスのよさがあります。

【シオさん】
私もMOIが大きすぎるドライバーは、振りにくさを感じるのでどう変わったのか楽しみです。

【コウタロウ】
弱点であるプッシュアウトなどのミスが解消できてたら最強ですね。

前作よりもヘッド後方のウエートが更に後方になりMOIが向上している

【ミタさん】
さらに前モデル「DS-ADAPT」シリーズから採用されている「H.O.Tフェース」は、15カ所で肉厚を最適化されておりオフセンターヒットでも高初速が出ます。

【コウタロウ】
スリーブ可変機能「フューチャーフィット33」は搭載されていますか?

【ミタさん】
はい。引き続き搭載していますので、33通りの弾道調整が可能です。

【シオさん】
スタンダードモデルの「OPTM X」がよかったので、これも楽しみです。

【ミタさん】
では打ってみましょう。

低スピンで飛距離性能が高いうえ「右を消せる」のが大きな特徴

高MOIモデルにありがちな“まん丸型”ではなく後方にかけてスッキリしたシェイプに

【ミタさん】
まず構えた印象はどうでしたか?

【シオさん】
高MOIヘッド特有のボテッとした雰囲気がなくなってシャープになりましたね。普通にヘッドを置けばフェースの向きはストレートからややオープンに見えます。

【コウタロウ】
前モデル「DS-ADAPT MAX-K」よりもフックフェース感が弱まって、顔のクセは小さくなった気がしますね。どちらかというと三角形に近いフォルム。

前作よりもつかまりやすさがプラスされています(コウタロウ)

【ミタさん】
弾道はどうでしたか?

【コウタロウ】
コブラらしい低スピンの強い球ですが、スタンダードモデルの「OPTM X」よりも少し多め、ロフト9度で平均2000rpmくらいのスピン量でした。これならそこまでのパワーは必要ないかもしれません。

【シオさん】
私は10.5度を打ちましたが、バックスピン1400rpmを切ってしまいました。「OPTM X」よりもスピンが少ないです。

【ミタさん】
シオさんの打ち出し角は13.7度。スピン量の割にはそこそこ高さが出ていて、スピンが少ないせいか距離も出てはいます。

【シオさん】
深重心なせいか、インパクトで少しヘッドのお尻が下がって、フェースが上を向くような挙動を感じました。キャリー202Y、トータルで232Yは悪くない数字です。

高MOIヘッドにありがちな右のすっぽ抜けがゼロでした(シオさん)

【コウタロウ】
僕は打ち出し角12度でトータル292Y。「OPTM X」と比べると弾道も低めで、10Yほど飛びませんでした。シオさんとの差は、ドローとフェードの球筋の相性なのか、ヘッドスピードの影響なのか…。

【ミタさん】
球のつかまりはどうですか?

【コウタロウ】
つかまりはいいですね。フェースが返ってつかまるというよりは、打ち出しから少し左方向に出る感じで、プッシュアウトは出ませんでした。

【シオさん】
「OPTM X」よりもつかまりはよくて、私もプッシュアウトはナシ。その代わり、左に引っかけるミスが出てしまいました。

【ミタさん】
ヘッドの操作性が良くなった感じでしょうか?

【シオさん】
もちろんそれなりのニブさはありますが、高MOIと考えればヘッドは動かせるほうだと感じます。引っかけを考えると、良し悪しではあります。

PINGのG440Kと打ち比べてみたいですね(コウタロウ/シオさん)

【ミタさん】
総合的に見て、どんなゴルファーに向いていると言えそうですか?

【コウタロウ】
前提として、寛容性をしっかり求める人向けというのはあります。ただ、他社の10Kモデルと比べると明らかにすっぽ抜けるミスが出にくいので、「右を消せる直進系ドライバー」を求める人によさそうです。

【シオさん】
コブラらしい低スピンの強い弾道が出るので、基本的にはヘッドスピードが40m/s以上あったほうが安心。でも私とコウタロウくんでスピン量が逆転したように、相性はあるかもしれません。

【コウタロウ】
そこがマッチして適正スピンで打てれば、高MOIドライバーのなかでも飛距離のポテンシャルは高いモデルだと言えそうですね。

両者ともつかまったストレート系の弾道が目立った

【ミタさん】
「OPTM MAX-K」は低スピンで飛ばしも期待できる直進系ドライバーです。前作よりもつかまりやすくなっているので、ハマれば、飛んで曲がらないという理想に近づけるかもしれません。フューチャーフィット33も搭載しているので、打ち出し角やスピン量を適正にできれば面白い結果が得られそうです。

【シオさん】
高MOIヘッド特有の弱点が年々なくなっている感じがしました。

まとめ

進化しているとは言えやはり高MOIヘッドは好みが分かれそうだ

■ 試打したクラブのスペック

コブラ OPTM MAX-Kドライバー
●ロフト角:9度(コウタロウ)、10.5度(シオさん)●シャフト:LIN-Q for Cobra(コウタロウ)、 SPEEDER NX for Cobra(シオさん)●硬さ:共にS

■ ミタさん プロフィール

1978年生まれ。かつてのサッカー少年が父の影響でゴルフを始めたのは高校生のとき。2014年にゴルフテックに入社し、レッスンコーチ兼クラブフィッターとして活躍した。現在はギア知識を活かして、コンテンツの企画を担当。洋服や車など好きな「モノ」への探求心が人一倍強く、作り手の素材や製法へのこだわりが大好物。デニムやスニーカーへの知識も豊富。

■ コウタロウ プロフィール

1985年生まれ。「日本一の漫才師」を夢見た幼少期を経て、学生時代はゴルフに没頭。日本アマなどに出場した。日本プロゴルフ協会(PGA)ティーチングライセンスを取得した2012年にゴルフテックに入社。長年、レッスンコーチを務めていたが、現在はコンテンツに出たり、作ったりしている。ヘッドスピードは50m/s前後。持ち球はフェード。最近は四十肩との付き合い方を模索中。

■ シオさん プロフィール

1967年生まれ。GDOでは古参の編集部員。若い頃は小ぶりヘッドのドライバーとマッスルバックのアイアンを愛用していたが、近年ではミスに強く、飛ばせるギアを好んで使用している。ヘッドスピードは40m/s前後。ミドルアイアンでグリーンに止まる球が打てないことが最近の悩み。持ち球は低めのドロー。平均スコアは80くらい。

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