新製品レポート

「つかまり感があってミスにも強い」テーラーメイド M2 レスキュー

2017/04/24 08:00

ウッドと同じツートンカラーのヘッドを新採用

【ミーやん】新しいM2シリーズのユーティリティは、ウッドからの流れを意識してデザインされたようです。前作は黒一色のヘッドでしたが、ドライバーやフェアウェイウッドと同じ白黒のツートンカラーが採用されました。

【ツルさん】統一感があって、このほうがいいですね。クラウンはカーボン素材ではなくてステンレススチールです。技術的にはカーボンクラウンも可能だと思いますが、そもそもユーティリティはクラウンの投影面積が小さいし、低重心にして飛距離を稼ぐクラブでもないので、適材適所ということなのでしょう。ひょっとすると、次モデルではカーボンクラウンが採用されているかもしれませんが(笑)。

【ミーやん】構えてみると、トウ側が高めに見えてアイアンのような雰囲気があります。球をつかまえやすそうな安心感があって、実際に打ってみても球のつかまりがいいです。1発目から持ち球のドローがうまく打てました。

【ツルさん】打ち出しが高くて、ほどよくつかまった球が打てるクラブですね。僕の場合は左へのミスが怖いので、このアップライト感のあるクラブだと、コースでツマ先上がりのライから打つのはツライかも。実際、そこまで左には行かないと思いますが、構えたときの見た目の印象の問題ですね。

【ミーやん】ボクはコースでも試打しましたが、ミスに強くて操作性も良かったですよ。気になったのは、オリジナルのカーボンシャフトだと軽すぎることです。もう少し総重量があれば、買いたいです。

【ツルさん】カーボンシャフトは60グラム台ですよね。スチールシャフト装着モデルも用意されていますが、それだとシャフト重量が100グラム近くになります。その間の80グラム台が欲しかったです。

【ミーやん】さらに欲を言えば、もう少し打ち応えがあるとうれしいです。少し打感がスカスカしているんですよね。

【ツルさん】軽くて爽快な打球感とも言えますが、これはゴルファーによって好みが分かれそうです。

【ミーやん】クラブ単体としては、球も高く上がるし、ミスにも強くていいモデルです。でも、同シリーズのドライバーフェアウェイウッドは球がつかまるタイプではないのに、ユーティリティだけ球をつかまえやすいのは、流れとしてどうなのかなと思いますねぇ。

■ 試打クラブのスペック

テーラーメイド M2 レスキュー
番手:4番(ロフト角22度)
シャフト:オリジナルシャフト(フレックスS)
発売日:2017年3月9日、価格:税抜28,000円(税込30,240円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ピン G ハイブリッド(ロフト角22度、オリジナルシャフト(フレックスS))
ツルさん:ピン アンサー ハイブリッド ユーティリティ(ロフト角23度、エアロテック スチールファイバー i95(フレックスS))
使用ボール:タイトリスト プロV1xボール

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

テーラーメイド
発売日:2017/03/09 参考価格: 30,240円