「片山晋呉が望んだアイアン」グローブライド オノフ フォージドアイアン KURO
飛距離よりも正確性を重視するゴルファーに
【ミーやん】オノフの中上級者モデル、KUROシリーズが一新されました。ドライバーからウェッジまで、片山晋呉プロの要望をもとに開発されたモデルです。アイアンは、ダブルニッケルメッキ仕上げで、シャンパンゴールドのような色合いが特徴的です。
【ツルさん】打感が硬めに感じられる現代のスピン系ツアーボールに合うように、ヘッド素材には軟らかいS20Cが使われています。仕上げのダブルニッケルメッキは、打感の軟らかさを感じやすい仕上げだそうです。素材や仕上げにも、こだわって作られていることが分かります。
【ミーやん】プロ仕様モデルですが、トップブレードは厚めです。またエッジ部分の面取りがされておらず、角が立っているように見えます。カリッとした印象を持ちますね。
【ツルさん】初中級者用のやさしいアイアンを、そのままコンパクトにして、シャープさを出したような雰囲気ですね。やさしいクラブを好んで使う片山晋呉プロの要望が、そのまま伝わってくるようなヘッド形状です。
【ミーやん】打ってみると、打感がしっかりとしていて、なおかつマイルドさもあって心地いいですね。これぞ、フォージドアイアンの打感! 性能的にはちょうどいい操作性があって、まさに中上級者向けのハーフキャビティという感じです。そんなに難しくはないです。
【ツルさん】中級者なら無理なく使いこなせるアイアンです。7番アイアンでロフト角34度というのは、いまどきのアイアンのなかでは大きめです。なので、飛距離はあまり出ませんが、ロフト角なりに高く打ち出しやすく、番手ごとの距離を打ち分けやすいメリットがあります。このアイアンの特徴は、スピン量が多めになることですね。硬く絞まったグリーンでも、ピタッと止まる球が打てると思いますよ。
【ミーやん】フェース面にはスコアラインだけでなく、細かいテクスチャーが入れられています。コースでも安定したスピン量が得られそうです。
【ツルさん】ソールのリーディングエッジ側が削られていて、ボールにコンタクトしたあとの抜けもいいですね。洋芝のコースだと、薄くて長いキレイなターフが取れそうです。それにアイアンセットはPW(ピッチングウェッジ)だけがマッスルバック形状になっていて、ウェッジ専用シャフトが装着されています。本当に細かいところまで、こだわって作られているアイアンです。
■ 試打クラブのスペック
番手:7番・ロフト角34度
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105(フレックスS)
発売日:2017年3月3日、価格:5本セット税抜90,000円(税込97,200円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(7番・ロフト角32度)、日本シャフト NSプロ 950GH(フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(7番・ロフト角32度)、日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105(フレックスS)
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。