「鋭い弾きでボール初速がアップ」フジクラ ダイヤモンド スピーダー

シャープ感のある低トルクの高価格シャフト

【ミーやん】『ダイヤモンド スピーダー』は、取扱店を限定した「フジクラジュエルライン」で発売されるシャフトです。東レと三菱ケミカルのカーボン素材を贅沢に使用していて、シャフトのカラーは光沢のあるブラック。その上には英字のダイヤモンドのロゴがホログラムで輝いています。高級感があって、カッコいいシャフトですね。

【ツルさん】「フジクラジュエルライン」は、性能に特化したモデルの高価格帯ブランドです。軽くて硬い『プラチナ スピーダー』と、重くて柔らかい『オニキス スピーダー』の2モデルを展開していましたが、そこに低トルクが特徴の『ダイヤモンド スピーダー』が加わりました。ワッグルすると、シャフトの中間から先が動くように感じられますが、それほど柔らかくはなさそうですね。実際にはどんな振り心地で、どんな球が出るのか、試打計測して確かめてみましょう。

【ミーやん】低トルクのシャフトと聞いて、ねじれの少ないビンビンしたフィーリングで扱いづらいのではないかと身構えていたのですが、打ってみると適度なしなりが感じられて好印象です。それに、飛んでいます！

【ツルさん】僕が打っても、かなり飛びましたよ。計測した数値を見ると、ボール初速を上げやすいのが特徴のようです。打ち出しが高くなるし、スピンもそれほど多くなりません。試打シャフトに装着されているヘッドとの相性も良くて、飛ばしに最適な弾道を打つことができました。この試打クラブのまま、ラウンドで使ってみたいです（笑）。

【ミーやん】インパクトの前から、シャフトの中間から先が鋭くしなり戻ってくる感じです。ボクのヘッドスピード（43m/s）であれば、この50グラム台のフレックスSがちょうど良さそうですね。

【ツルさん】低トルクゆえの「スパッ」と振り抜けるシャープさがあって、シャフトの中に芯が通っているようなハリ感があります。鋭い弾き感が特徴のシャフトですが、先端はわりとしっかりしていて、中間から動きます。僕は先調子のシャフトが苦手なのですが、この『ダイヤモンド スピーダー』は違和感なく振り切れますね。多少のつかまり感はありますが、弾くシャフトのわりに左に行きづらいのも特徴です。

【ミーやん】自分のエースドライバーと比べて、キャリーで10ヤードも飛んでしまいました。ぜひとも使ってみたいですが、サラリーマンには買いづらい値段です…。

【ツルさん】ハマる人が使うと、飛距離アップが期待できるシャフトです。新たな可能性を感じるシャフトなので、高価格なのも僕は納得できます。ミーやんは、夏のボーナスで買ってください！

■ 試打クラブのスペック

フジクラ ダイヤモンド スピーダー
モデル：DIA SPD5、フレックス：S、重さ：58.5グラム、トルク：2.7、試打シャフトのヘッド：テーラーメイド M2（2016年）（ロフト角：9.5度）
発売日：2017年4月14日、価格：税抜55,000円(税込59,400円)

■ マイクラブ情報

ミーやん：ピン G30 ドライバー（ロフト角：10.5度、シャフト：オリジナルカーボン、フレックス：SR）
ツルさん：テーラーメイド M1 460 ドライバー（ロフト角：10.5度、シャフト：USTマミヤ アッタス パンチ 6、フレックス：X）