「構えやすい“爆飛び”アイアン」ブリヂストン ツアーB JGR HF1 アイアン
目を疑うような飛びを体験できる
【ミーやん】新しいJGRシリーズのアイアンは2機種ありますが、今回はやさしいほうの『JGR HF1 アイアン』を試打します。フェース素材には高強度の「アルティメイト・ストロング・メタル 2.0」を採用し、L字型設計とパワースリットによって高初速を生み出す飛距離追求型のモデルです。
【ツルさん】“爆飛び”というキャッチコピーが使われていて、従来の『JGR ハイブリッド フォージド』の後継となるモデルです。かなりの幅広ソールが特徴的なアイアンで、構えたときにはソールの出っ張りが目に入ります。けれど、フェース形状がとてもキレイなので、フェース側だけを見ていれば、アスリート向けアイアンのような雰囲気です。従来モデルよりも格段に構えやすくなりました。
【ミーやん】うひょー! 打ってみて驚きました。“爆飛び”のキャッチコピーはウソではありません。試打クラブは7番ですが、自分が使っている5番アイアンと同じぐらいに飛ばせます。部分肉厚設計の高強度フェースが採用されていますが、打感も決して悪くありません。心地いい弾き感です。
【ツルさん】僕が打ったら、7番でキャリー190ヤード以上も飛びました(笑)。目を疑うような飛距離を体験できますね。『JGR HF1 アイアン』は7番でロフト角26度、長さが37.75インチ。僕が普段使っている『X-CB』は5番でロフト角25度、長さが37.75インチなので、ほぼ同じ設定になっています。このアイアンには7番と刻印されていますが、一般的なアイアンセットの5番と考えていいでしょう。
【ミーやん】とは言っても、自分のアイアンセットの5番よりも『JGR HF1 アイアン』の7番のほうがやさしく打てます。番手に目をつむって、これが5番だと思っても打ちやすいですよ。
【ツルさん】ヘッドがブレづらくて、打ち出しから球が上がってくれます。安定感と打ちやすさなら、間違いなく一般的な5番アイアンよりも『JGR HF1 アイアン』の7番のほうが勝っています。『JGR HF1 アイアン』は7番から5本セットで販売されているモデルです。それより上の番手は飛距離の差が出づらいので、ユーティリティやショートウッドを使うのがいいでしょうね。
【ミーやん】とにかく簡単にやさしく、短い番手で飛ばしたいならオススメのアイアンですね。
【ツルさん】構えやすく、やさしく飛ばせるのが魅力のモデルです。一般的な5番からのアイアンセットを使っている人が、その上の番手として『JGR HF1 アイアン』の単品販売の5番や6番をバッグに入れるのもアリだと思います。アイアンセットと番手がカブってしまうので、キャディさんが混乱しそうですけどね(笑)。
■ 試打クラブのスペック
ブリヂストン ツアーB JGR HF1 アイアン
番手:7番、ロフト角:26度、シャフト:日本シャフト NSプロ ゼロス8、フレックス:R
発売日:2017年9月22日、価格:5本セット税抜120,000円(税込129,600円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH・フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。