「高弾道と飛距離性能が向上し実戦力UP」ピン G400 アイアン
構えたときの“クセ”がとれた
【ミーやん】『G400 アイアン』は、ピン史上でもっとも深・低重心設計のアイアンです。前作の『G アイアン』よりも慣性モーメントが4%大きくなって、これまで以上に安定性が高められています。
【ツルさん】トップブレード裏側にアンダーカット構造を採用したのも、『G400 アイアン』の特徴です。これによってフェースのたわみが約18%アップして、高初速化と高弾道化を実現しているとか。さっそく打って確かめてみましょう。
【ミーやん】自分のアイアンと比べると、『G400 アイアン』のほうが1番手以上も飛ばせました。もちろん『G400 アイアン』はストロングロフト設定のアイアンですが、2度のロフト角の違いで、この飛距離の差は大きいですね。
【ツルさん】ハーフキャビティのフォージドアイアンと『G400 アイアン』では、球の高さと初速性能に違いが出ます。『G400 アイアン』は、高弾道かつ高初速でまっすぐ飛ばしやすいのが魅力のアイアン。超がつくほどストロングロフトの“ぶっ飛びアイアン”ではありませんが、コントロールできる範囲で飛ばせるのが長所です。距離感にこだわる上級者にも扱いやすいと思いますよ。英語で言うところの“プレーヤビリティ”の良さを感じます。
【ミーやん】ボクは球が低いタイプなので、こういう高い球で飛ばせるアイアンはありがたいです。やさしく飛ばせるアイアンなのに、グースが控えめでヘッド形状もすっきりしています。構えたときに、ヤボったさを感じないのもイイですね。
【ツルさん】ヘッドの雰囲気は、前作よりもさらに洗練されました。ピンらしくなくなったとも言えますが、一般のゴルファーからのウケは良くなっていると思います。弾くフェースですが、バックフェースに装着されたエラストマー素材のバッヂが効いていて、フィーリングも悪くありません。曲げずに高い球を打ちたい人には、間違いなくオススメできるアイアンです。
■ 試打クラブのスペック
ピン G400 アイアン
番手:7番、ロフト角:30度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S
発売日:2017年9月7日、価格:1本税抜17,000円(税込18,360円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH・フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S)
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。