新製品レポート

「“爆飛び”アイアンの兄弟モデル」ブリヂストン ツアーB JGR HF2 アイアン

2017/09/21 05:00

“やや飛び”でまっすぐ打ちやすい

直線的に攻める人に「ブリヂストン ツアーB JGR HF2 アイアン」を試打レポ

【ミーやん】『ツアーB JGR HF2 アイアン』は、以前に試打して“爆飛び”を経験できた『ツアーB JGR HF1 アイアン』の兄弟モデル。ソール幅が広めのモデルですが、『HF1』みたく極端ではありません。フェース素材に高強度の「アルティメイト・ストロング・メタル 2.0」が使われていて、L字型設計とパワースリットを採用しているところは同じです。

兄弟モデル「HF1」よりもコンパクトなヘッド

【ツルさん】さっそく打ってみましたが、弾くフェースなのに打感がいいですね。「グシッ」と手に残る感触があります。フェース内部にポリマーが充填されている構造らしいのですが、それが効いています!

【ミーやん】ボクが打つと、自分が使っているハーフキャビティのフォージドアイアンよりも1番手は飛びます。計測数値を見ると、高強度フェースのおかげでボールスピードが向上していますし、スピン量も少なめになっています。ツルさんの場合、どうですか?

【ツルさん】自分のアイアンよりも0.5番手飛ばせる感じです。以前に試打した『HF1』の7番は、一般的な5番相当のロフト角という強烈なストロングロフトでしたが、『HF2』の7番はロフト角31度と控えめ。ロフト角なりに飛ばせるモデルという印象ですね。

【ミーやん】打感、飛距離、打ち出しの高さ、スピン量、打ちやすさ。それらすべてが優等生なアイアンです。性能はいいと思いますが、いまひとつ試打していてテンションが上がらないのはなぜ…。

【ツルさん】爆飛びで個性の強い『HF1』と比べると、こちらはどうしても影が薄くなってしまいます。でも、全体的なバランスが取れているし、“やや飛び”で番手ごとの距離感を合わせやすく、直進性が高いのでやさしく打てます。女子プロが好みそうなモデルだと思いますよ。性能面では、男性アマチュアにも使いやすいモデルですね。

【ミーやん】ひとつ気になったのは、爆飛びの『HF1』のほうが構えやすく感じたことです。ヘッド形状のせいだと思います。

【ツルさん】そうなんですよ。構えたときに『HF2』は、『HF1』よりもフェースがかぶって見えます。そこが少し残念ですね。

■ 試打クラブのスペック

ブリヂストン ツアーB JGR HF2 アイアン
番手:7番、ロフト角:31度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S
発売日:2017年9月22日、価格:6本セット税抜108,000円(税込116,640円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH・フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

ブリヂストン
飛距離、打感、操作性の三拍子が揃う
発売日:2017/09/22 参考価格: 129,600円