新製品レポート

「異形でなくても飛びが進化」プロギア egg フェアウェイウッド

2017/09/25 05:00

アベレージゴルファーにとってやさしいFW

さらにやさしく「プロギア エッグ フェアウェイウッド」を試打レポ

【ミーやん】やさしさと飛びをアピールしているプロギアの「egg(エッグ)」シリーズ。そのフェアウェイウッドは、これまでクラウンのない異形ヘッドが特徴だったのですが、最新モデルではデザインを一新して、かなりオーソドックスなヘッド形状になりました。個人的には、従来モデルより構えやすく好印象です。

前作まではクラウンがえぐられていたが、今作からはオーソドックスな形状になった

【ツルさん】クラウンには、ドライバーにも採用されている「パワーフランジ」という新設計が採用されています。フェース寄りの部分に段差が付いているのですが、構えたときにはほとんど気にならないですね。どれくらいやさしく飛ばせるのか、まずはミーやんから打ってみてください。

【ミーやん】「ピシャー」っという弾きの良さそうな打音とともに、打ち出しからちゃんと球が上がってくれました。スピンも適度に入って、安定感がありますね。

【ツルさん】地面から打っても、球が上がりやすくて低スピンです。まるでドライバーで打ったような放物線弾道で飛ばせるフェアウェイウッドですね。クラウンは軽量チタン、ソールには比重の重いタングステン合金ヘッドが使われていて、ヘッドが低重心化されているおかげでしょうか。飛距離性能が高いし、ミスヒットに強くて曲がりづらいです。

【ミーやん】このフェアウェイウッドであれば、低弾道な僕でも3Wをバッグに入れられそうです。フレックスSに相当するM-43の純正シャフトは、少し軽い感じもしますが、ラクに振っていけて感触が良かったです。ツルさんが使うとなると、アンダースペックですかね?

【ツルさん】先端側が動くシャフトなので、僕がしっかり振りにいくと、打ち出しの高さやスピン量が安定しません。なので、いつもより少しヘッドスピードを落として試打計測しました。

【ミーやん】このフェアウェイウッドには、ロフト角13度の2W(ブラッシー)も用意されています。打ち出しから球を上げやすいモデルなので、使える人もいそうですね。

【ツルさん】2Wのシャフトを替えれば、ハードヒッターが叩いて地面からやさしく飛ばせるクラブになりそうです。そういう使い方をする人は少ないと思いますが、ヘッドのポテンシャルはとても高いですね。

アスリートゴルファーのツルさんが飛距離、弾道の良さで満点の評価

■ 試打クラブのスペック

プロギア egg フェアウェイウッド
番手(ロフト角):3番(15度)、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:M-43(S)
発売日:2017年9月15日、価格:税抜50,000円(税込54,000円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:テーラーメイド Vスチール フェアウェイウッド(ロフト角:15度、シャフト:USTマミヤ プロフォース アクシブ コア ブルー、フレックス:R)
ツルさん:テーラーメイド M2 フェアウェイウッド(ロフト角:15度、シャフト:日本シャフト NSプロ レジオ フォーミュラ MB タイプ75、フレックス:S)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

プロギア
発売日:2017/09 参考価格: 54,000円