新製品レポート

ミスヒットに強いってステキ! ゼクシオ テン アイアン

2017/11/26 05:00

払い打ちでラクに飛ばしたい人に

チタンフェースでミスヒットに強い「ゼクシオ テン アイアン」を試打レポ

【ミーやん】
ゼクシオのアイアンといえば、チタンフェースですよね。新登場する『ゼクシオ テン アイアン』にも、もちろんチタンフェースが採用されています。従来モデルよりもタングステンウエイトをソール後方に配置することで、ヘッドの深重心化を実現しているそうです。

グースネックでボールがつかまりやすい

【ツルさん】
前モデル『ゼクシオ ナイン アイアン』よりもロフト角が1度ストロング化されて7番で29度になり、カーボンシャフトは0.25インチ長尺化されています。『ゼクシオ テン アイアン』は、今までと同じように振っても少し飛ばせるように設計されています。どれぐらい飛ばせるのか楽しみですね。

【ミーやん】
ヘッドサイズは大きめで、適度なグースが付けられています。構えやすく感じますし、直線的にまっすぐ打ち出せそうなイメージが沸きます。では、打ってみます!

【ツルさん】
ミーやん、よく飛んでいますね。ミーやんのヘッドスピードはドライバーで43m/sぐらいですが、7番アイアンでキャリーが160ヤードと飛んでいますよ。

【ミーやん】
ストロングロフト化とチタンフェースのおかげなのか、ボール初速がよく出ていますね。打ち出しから球が上がってくれて、弾道の高さも問題ナシです。最近は7番アイアンでロフト角26度前後の「ぶっ飛び系アイアン」も試打しているので、それと比べると飛びの感動は少し薄いですが(笑)。

【ツルさん】
これだけ飛べば十分ですよ(笑)。ヘッドがブレづらくて、直線的に打ちやすいアイアンです。芯を外して打っても、飛距離の落ち込みが少なくてミスにも強い。“やさしいアイアン”の王道ともいえるモデルですね。

【ミーやん】
ずいぶん前のモデルからゼクシオのアイアンは“やさしいアイアン”の王道だったと思いますが、最新作はチタンフェースの接合部がリーディングエッジのギリギリまで下げられているそうです。そのおかげでトップのミスに強くなった気がします。やさしさに磨きが掛かっている感じですね。

トレーディングエッジ(ソールのバックフェース側)を削り、抜けのよさを改善する意図はみえるが…

【ツルさん】
僕がひとつだけ気になったのは、フラットソールなのでヘッドを上から打ち込んだとき地面に突っ掛かるところです。ドーンと深いターフを取る人ではなく、緩やかなヘッド軌道でボールだけを打つ人のほうが使いやすく感じるでしょう。ポーンとラクに振り抜くだけで、良い結果が得られるように作られているアイアンです。

ミスヒットに強いやさしさで高評価

■ 試打クラブのスペック

ダンロップ ゼクシオ テン アイアン
番手:7番、ロフト角:29度、シャフト:ゼクシオ MP1000、フレックス:S
発売日:2017年12月9日、価格:5本セット税抜120,000円(税込129,600円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH、フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

ダンロップ
構えやすく高弾道で飛距離アップ
発売日:2017/12/09 参考価格: 129,600円