球が拾いやすく安定感が抜群 ゼクシオ テン フェアウェイウッド
適度にスピンが入って球が上がりやすい
【ミーやん】
『ゼクシオ テン フェアウェイウッド』は、芯に当たりやすくするための工夫が盛りだくさんのようです。従来モデルよりもネック部分を3mm短くするなどして、さらなる深・低重心化が図られています。
【ツルさん】
前モデルよりもシャフトが0.25インチ長くなって、43.25インチになっています。けれど、ヘッドの投影面積が大きいので、構えたときに「長すぎる」という感じはしないですね。やさしく打てそうな雰囲気です。
【ミーやん】
弾きのある「シャキーン!」という打音がして、打っていて心地いいクラブです。ドライバーも好感触でしたが、このフェアウェイウッドもボクとは相性がよくて、上手に球を拾っていけます。ロフト角15度のスプーンでも、ちゃんと球が上がってくれるのがイイですね。
【ツルさん】
『ゼクシオ テン』のウッドは、ミーやんにはバッチリ合っていますよね。適度にスピンが入るフェアウェイウッドなので、低弾道のミーやんには最適です。計測結果を見ても、文句なしに飛ばせていますよ。そもそも『ゼクシオ テン』は、アマチュアゴルファーのスイングを解析して研究開発されたクラブ。言い換えれば、ミーやんはまさにアマチュア代表のサンプルモデルだということです。試打者として適任ですね(笑)。
【ミーやん】
あらまっ。ツルさんは、打ちづらそうにしていますよね。アマチュア代表としては不適任です(笑)。クラブが軽すぎますか?
【ツルさん】
軽量なのもありますが、先端がよく動くシャフトなので、ヘッドが先走ってしまって地面に届かせづらいのです。僕がいつもどおりのスイングスピードで振ると、トップ気味の球になってしまいます。ヘッドを上からドーンと入れたほうが、僕の場合はつかまったいい球が打てました。ヘッド性能自体は、曲がりづらく、球が上がりやすく、とてもやさしいですね。
【ミーやん】
ツルさんのようにヘッドスピードの速い人には、『ゼクシオ テン』だとフレックスSでもアンダースペックでしょうね。
【ツルさん】
ミーやんのヘッドスピードでも、少し重めのシャフトが装着された「ミヤザキモデル」を試してみたほうがいいですよ。そのほうが安定して振れるかも知れません。スタンダードモデルとミヤザキモデルのどちらを選ぶかは、ヘッドスピード43m/sが境界線になると思います。
■ 試打クラブのスペック
ゼクシオ テン フェアウェイウッド
番手:3番、ロフト角:15度、シャフト:ゼクシオ MP1000、フレックス:S
発売日:2017年12月9日、価格:税抜53,000円(税込57,240円)
■ マイクラブ情報
ミーやん:ブリヂストン ツアーステージ Xブレード 709 CB(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH・フレックスS)
ツルさん:ブリヂストン ツアーB X-CB アイアン(番手:7番、ロフト角:32度、シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3 ツアー105、フレックス:S)
■ ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。