新製品レポート

長尺なのに振りやすい! 本間ゴルフ ビジール 535 ドライバー

2017/12/17 05:00

芯に当てやすくて安定感抜群

ソールにあるスリットの効果に注目

【ミーやん】
本間ゴルフのアベレージゴルファー向けブランド「ビジール」から二代目となるドライバーが登場しました。前作から大きく変わったのは、ソールのフェース側にスリット(溝)が加えられたところです。トウ側とヒール側は深くて広く、中央部は浅くて狭い溝になっています。

構えてみると整った丸型のヘッドシェイプ

【ツルさん】
この新形状の溝によって、オフセンターでヒットしたときにボールがセンターに戻ってくる効果が得られるとか。詳しいテクノロジーは説明されていませんが、おそらくトウで打ったときにはドロー回転が掛かりやすく、ヒールで打ったときにはフェード回転が掛かりやすくなっているのでしょう。ともあれ、とにかく打ってみましょう。

【ミーやん】
45.75インチの長尺シャフトなのですが、とても打ちやすいです。インパクトのタイミングが合うので、何度打っても安定した球になります。自分でも驚くほど結果がいいです!

【ツルさん】
ミーやんのドライバーショットで、こんなに弾道が安定しているのは初めて見ました(笑)。スピンが少なすぎないのも安定感につかながっているようです。この『ビジール 535 ドライバー』は、僕も打ちやすいですよ。芯に当てやすくて、つかまった高弾道のドローがラクに打てます。僕の場合、ロフト角10.5度のモデルだとフェースの上目に当てたときにスピン量が2500回転ぐらい。低スピンで飛ばしを重視するなら、ロフト角は9.5度のほうが良さそうです。

【ミーやん】
本当にまっすぐしか飛びません。自分のために作られたドライバーみたいで、結果が良すぎて逆に不安になってきます(笑)。ヘッド性能もいいのだと思いますが、振りやすくて当てやすいのはシャフト性能のおかげでしょうか。

【ツルさん】
メーカーカタログを見ると、純正シャフトは手元重心設計になった先中調子だそうです。実際に振ってみると、先が動きすぎるとは感じないし、手元が硬すぎるようにも感じません。しなやかさとハリ感のバランスが絶妙なシャフトですね。

トウ側から見てみると縦にボリューム感のあるヘッド

【ミーやん】
少し右に飛ばしたと思ってもドロー回転が掛かって戻ってくるし、かといって球がつかまりすぎることもありません。ヘッド性能が優秀ですし、本間ゴルフらしい上級者も満足しそうな引き締まった打感も好印象です。ぜひともコースで使ってみたくなりました。

あのミーやんが驚くほどの安定感。長尺嫌いな人も一度お試しあれ

■ 試打クラブのスペック

本間ゴルフ ビジール 535 ドライバー
ロフト角:10.5度、シャフト:VIZARD for Be ZEAL、フレックス:S
発売日:2017年12月22日、価格:税抜70,000円(税込75,600円)

■ マイクラブ情報

ミーやん:ピン G30 ドライバー(ロフト角:10.5度、シャフト:オリジナルカーボン、フレックス:S)
ツルさん:ピン G400 LS テック ドライバー(ロフト角:10度、シャフト:フジクラ スピーダー エボリューション IV 661、フレックス:S)

■ ミーやん プロフィール

1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。

本間ゴルフ
スリットの工夫で飛距離ロス軽減
発売日:2017/12/22 参考価格: 75,600円