軟鉄鍛造でシンプルに打ちたい人に フォーティーン FH フォージド V1 ウェッジ
日本シャフトと共同開発した専用シャフトを採用
【ミーやん】
商品名の「FH」とは、Future Heritage(フューチャー ヘリテイジ)の頭文字。「未来と伝統」を表しているそうです。クラシックで伝統的なウェッジらしい外観でありながら、最新のウェッジ性能を搭載しているという意味が込められているようです。
【ツルさん】
驚いたのは、ヘッド素材がS25Cの軟鉄鍛造なんですね。フォーティーンのウェッジには長年にわたってニッケルクロムモリブデン鋼が使われていたので、それがとても意外でした。わざわざ商品名のなかに「フォージド」と入れているのは、ヘッド素材を変えたというアピールなのかも知れません。昔からゴルフをやっている人のなかには、フォージド信仰者が多いですから。
【ミーやん】
構えてみると、ヘッドは少し小さめです。リーディングエッジは、それほど前に出ていないですね。フェースを開かずに、ターゲットにスクエアに向けてラインを出しやすそうなヘッド形状になっています。このウェッジには、日本シャフトと共同開発したというウェッジ専用シャフトが装着されているのも特徴です。それもロフト角別に異なるシャフト特性になっているこだわりの仕様です。
【ツルさん】
ウェッジのロフト角ごとの役割と性能に、非常にこだわって作られているモデルですね。最近のウェッジは同じロフト角で異なるソールグラインドやバウンス角を用意しているモデルが多いですが、この「FH フォージド V1 ウェッジ」はロフト角ごとにひとつのソールグラインドとなっています。ロフト角別に求められるソール性能を追求して、シンプルに打ちやすいクラブとして開発されています。58度のウェッジはリーディングエッジとトレーディンエッジに削りが入っていて、フェースを開いて使いやすいです。打ってみると、球を拾いやすくて、打ち出しからポーンと球を上げやすいのが印象的ですね。
【ミーやん】
山型ソールになっていて、フェースを開いてもリーディングエッジが浮きづらく、構えやすくなっていますね。けれど、打ってみるとしっかりとバウンスが効いて、ソールの抜けが良すぎてダルマ落としになりそうな気配がありません。比較的やさしく打てます。専用設計されたというシャフトは、僕にはちょうどいい重さ。アイアンに軽量スチール「NSプロ950GH」を使っている人には、マッチングが良さそうですよ。
【ツルさん】
高品質なウェッジなのですが、僕にはクラブ自体が少し軽く感じられましたし、もう少し打ち出し角を抑えたい気持ちになりました。距離の短いアプローチを打ったときに、自分がイメージしているよりもショートすることが多かったです。抑えた球でスピンを利かせるのではなく、シンプルに球を上げることを目的に作られているからでしょうね。
■ 試打クラブのスペック
フォーティーン FH フォージド V1 ウェッジ
ロフト角:58度、バウンス角14度、バランス:D2.5、シャフト:TS-114w、フレックス:ウェッジ
発売日:2018年1月10日、価格:税込23,760円
■ マイクラブ情報
ミーやん:本間ゴルフ ツアーワールド TW-W ウェッジ(ロフト角:56度、バウンス角:12度、バランス:D2、シャフト:NSプロ 950GH、フレックス:S)
ツルさん:フォーティーン DJ33 ウェッジ(ロフト角:58度、バウンス角:8度、バランス:D3、シャフト:NSプロ モーダス3 ウェッジ125、フレックス:S)
ミーやん プロフィール
1978年生まれ、自分に合うクラブを求めて、片っ端から新製品の試打を行うエンジョイ志向のGDO編集部員。ヘッドスピード42m/s、持ち玉は低・中弾道のドローというか、むしろチーピン。チーピニストからの卒業を目指し、現在はスイングを改造中。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ、シングルの腕前を持つ。とにかくボールを打っていたいギア好きのゴルフライター。メーカーの新製品発表会には出向くのはもちろん、毎年アメリカのゴルフ見本市「PGA SHOW」に行って最新クラブをチェックしている。ヘッドスピード46m/s、持ち玉は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー