新製品レポート

大型ヘッドで安定感のある飛び テーラーメイド M4 フェアウェイウッド

2018/06/20 05:00
ネックとソールの調整機能が省かれたシンプルデザイン

【ミヤG】
前回に試打した「M3 フェアウェイウッド」に続いて、今回は兄弟モデルの「M4 フェアウェイウッド」ですね。どんな違いがあるのか、とても楽しみです! 構えてみると、M3よりもヘッドが大きくて安心感がありますね。

ヘッド体積は176ccと、M3に比べて大型になっている

【ツルさん】
「M3 フェアウェイウッド」は3番ウッドのヘッド体積が139ccですが、「M4 フェアウェイウッド」は176ccあります。前作の「M2 フェアウェイウッド」と同じように、ネックのロフト調整機能やソールの弾道調整ウェイトが省かれているシンプルな作りのクラブです。クラウンのカラーリングやデザインは前作から変更されていますが、ヘッドシェイプ自体はほとんど変わっていないみたいですね。

【ミヤG】
ソールのフェース側には「M3 フェアウェイウッド」よりも幅広の長い溝が設けられていて、これが飛ばしに効果ありそうですね。今回はツルさんから試打をどうぞ~。

【ツルさん】
おっと! 前回の「M3 フェアウェイウッド」と同じようにクリーンヒットして飛びすぎちゃいました。自分のエースクラブ「M2 フェアウェイウッド」よりも飛距離が出ていますが、これは僕の日替わりの調子のせいだと思ってください(笑)

【ミヤG】
いや~、ツルさん、めちゃ飛んでますね! 飛距離は、前回に試打した「M3 フェアウェイウッド」と差がありません。

【ツルさん】
打ち出し角は、「M4 フェアウェイウッド」のほうが少しだけ高いように思います。けれど、弾道はほとんど同じ。打ち出しが高くて低スピンなんで、どちらのモデルもよく飛びました。ミヤGは、打ってみてどうですか?

【ミヤG】
何も調整せずにスタンダードの状態で試打した「M3 フェアウェイウッド」では大曲がりしましたが、それが「M4 フェアウェイウッド」では半分ぐらいの曲がり幅に収まりました。直進性はこちらのほうが高いみたいです。でも、ライ角とソールのウェイトを調整した「M3 フェアウェイウッド」のほうがストレートに打てるし、構えた感じも小ぶりでシュッとしたヘッド形状のM3のほうが好きですね。

【ツルさん】
構えやすさと調整機能を重視するなら「M3 フェアウェイウッド」になりますよね。でも、シンプルに少しでもやさしく飛ばしたいなら「M4 フェアウェイウッド」です。飛距離性能は変わらないので、個人の好みで選んでいいと思いますね。

大型ヘッドで安定してやさしく飛ばせる性能が高評価

■ 試打したクラブのスペック

テーラーメイド M4 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角): 3番(15度) ●シャフト:FUBUKI TM5 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ピン i20 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:PING TFC 707F ●フレックス:S

ツルさん:テーラーメイド M2 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:日本シャフト レジオ フォーミュラ MB タイプ70 ●フレックス:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

テーラーメイド
トウ・ヒール側に大きく重量配分
発売日:2018/02/16 参考価格: 38,880円