スライサーが安定して飛ばしやすい ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー
【ミヤG】
UD+2シリーズのドライバーは、長さが45.75インチ。少し長めなんですが、へッドが大きく見えるのでそれほど長さは感じずに構えられますね。フェースの位置がヘッド後方寄りになっていて、グースが付いているように見えるのが特徴的です。
【ツルさん】
球をつかまえやすそうに見えて、スライサーには安心感があるドライバーになっていますよね。けれど、フェース面は左を向いていないので、構えづらさは感じないですよ。ドライバーでもボールを両足の中央寄りに構える人には、ちょうどいいかも。では、さっそくミヤGから試打をどうぞ!
【ミヤG】
金属的な澄んだ打音が心地いいですね~。かなり軽量なんで速く振れますが、ヘッドが浮いてしまう感じ。何も意識しないで打つと、ヘッドがボールに届かなくてトップ気味になっちゃいました。
【ツルさん】
カタログで確認すると、フレックスSでクラブ総重量が286グラム。さすがにミヤGのヘッドスピードだと軽すぎるでしょうね。「UD+2 ドライバー」は前作もそうでしたが、やはり球をつかまえやすいです。ヘッドの見た目も性能もスライサー向けのクラブですね。
【ミヤG】
気持ちよくナイスショットしても、計測値を確認すると思ったほど飛んでないのが気になりました。スピン量が多いからかな?
【ツルさん】
打ち出し角を出しやすいドライバーなんで、ロフト角10.5度だとミヤGには球が上がりすぎなんですよ。ヘッド自体は低スピンを打ちやすいし、ディスタンス系のボールを使ったら、計測値もちょうどいいスピン量に落ち着くと思いますよ。試打計測はスピン系のボールを使っていますからね。
【ミヤG】
僕は2016年に発売された前モデルを打ったことがありませんけど、この新モデルはどんなところが変わったんですか?
【ツルさん】
前作は、あからさまに球がつかまって左方向に飛ぶモデルでしたが、そういう感じはなくなりましたね。新モデルはフェース全体を3mmトウ側に移動した設計になっているそうですが、その効果が出ていると思います。前作同様にドロー回転が掛かるけど、直進性が増しています。ヘッドスピード40m/s前後のスライサーで、普段あまり練習しない人には飛ばしやすいクラブだと思いますよ。
■ 試打したクラブのスペック
ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:TMX-419D ●フレックス:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ピン i25 ドライバー
●ロフト角:9.5度 ●シャフト:PING PWR 65 ●フレックス:TOUR S
ツルさん:テーラーメイド M2 ドライバー(2017)
●ロフト角:10.5度 ●シャフト:コンポジットテクノ ファイアーエクスプレス TP-V NX 55 ●フレックス:SX
■ ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。
■ ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。