新製品レポート

反発の良さとシャフトの加速でぶっ飛び!タイトリスト TS2 フェアウェイウッド

2018/12/19 05:00
“圧倒的な飛距離・許容性・直進性”がコンセプトのタイトリストTS2フェアウェイウッド

【ミヤG】
タイトリストというとアスリート向けのイメージがありますが、「TS2 フェアウェイウッド」のスプーンはヘッドが大きめ。5年以上も前に購入した自分のスプーンと比べると、やさしく打てそうに感じますね。

構えてみると、シャローバック形状で投影面積は大きめ

【ツルさん】
今どきのスプーンは、ドライバーと同じようなシャローバックのヘッド形状が主流です。ヘッドの重心設計を考えると、そのほうが深・低重心になって飛ばしやすいからでしょう。大きいヘッドに感じるのは、ミヤGのフェアウェイウッドが古すぎるからですね。現代ではこれが標準だと思いますよ(笑)

【ミヤG】
打ってみると、めちゃ飛びました! 自分のフェアウェイウッドよりも30ヤード以上も飛んでしまいました。こりゃスゴイ!!!

【ツルさん】
僕が打っても、信じられないぐらい飛ぶのでビックリしました。とにかくボール初速を出しやすい!がっつり当たったときには、ドライバーと変わらないぐらいのボール初速が計測されました。弾道計測器の場合、打ち出し角が低いとボール初速だけが速く計測されることもありますが、そうじゃないです。打ち出し角が高く、スピン量もスプーンとしては適正で、キャリーでもよく飛んでいます。マジで驚きました。

【ミヤG】
どうしてこんなに飛ぶんでしょうね? 欲しくなっちゃいますよ(笑)

【ツルさん】
樹脂でフタがされている独自のソール溝「アクティブ リコイル チャンネル 3.0」と、フェース偏肉設計による相乗効果なんでしょうね。それに純正で装着されている「タイトリスト スピーダー 519 エボリューション」のシャフト性能の良さもあると思います。軽量でヘッドスピードを上げやすいうえに、しなり戻りがスピーディー。ボールを持ち上げつつ弾き飛ばしてくれます。

【ミヤG】
とても振り抜きやすいし、何も考えずに振っても、それなりに飛んでくれます。意外と簡単に飛ばせちゃうフェアウェイウッドですよね。

【ツルさん】
オフセンターで打っても飛距離が落ちづらいし、ぜんぜん難しくないですよね。ここ数年の飛ばせるフェアウェイウッドというと、テーラーメイドやキャロウェイの独壇場でしたが、タイトリストはこの「TS シリーズ」で完全に追いつきました。ひょっとすると、追い越したかも知れません。実際に僕が使うことを考えるとシャフトが軽量で軟らかすぎますが、このヘッドとシャフトの組み合わせによる飛距離性能はまさに“限界飛距離”。フェアウェイウッドも、ついにここまで来たんですね~。

ドライバー並みの飛距離性能は一度試してみる価値アリ

■ 試打したクラブのスペック

タイトリスト TS2 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:タイトリスト スピーダー 519 エボリューション ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ピン i20 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:PING TFC 707F ●フレックス:S

ツルさん:テーラーメイド M2 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:日本シャフト レジオ フォーミュラ MB タイプ70 ●フレックス:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

タイトリスト
発売日:2018/09 参考価格: 45,900円