新製品レポート

大きめヘッドでやさしく低スピン弾道 本間ゴルフ TW747 フェアウェイウッド

2019/01/09 16:45
本間ゴルフのアスリート向けFW「TW747 フェアウェイウッド」を試打

【ミヤG】
TW747 フェアウェイウッド」は、ヘッドサイズがけっこう大きめです。アスリート向けモデルとは思えない大きさですね。

アスリートモデルとしては投影面積が大きく、安心感がある

【ツルさん】
そんなにシャローなヘッド形状でもないので、投影面積が大きいだけじゃなくて、ヘッドサイズ自体が大きいんですね。カタログを見ると、3番ウッドのヘッド体積が183cc。人気の他モデルと比較すると、テーラーメイドの「M4 フェアウェイウッド」が176cc、キャロウェイの「ローグ スター フェアウェイウッド」が180ccです。今どきのフェアウェイウッドは大型化されていますが、そのなかでも「TW747 フェアウェイウッド」は大きめですよね。

【ミヤG】
こんなに大きいと、ヘッドが抜けなさそうなイメージなんですけど…、大丈夫なんですかね?

【ツルさん】
とりあえず、打ってみたらどうです?(笑)

【ミヤG】
「バシッ!」。はい、少しダフったけど、問題なく飛んでくれました(笑)。芯を外しても飛距離が落ちづらいし、やさしく打てるスプーンですね。

【ツルさん】
大きいヘッドのフェアウェイウッドは、アマチュアにはいいことづくめだと思いますよ。絶対的な安心感があるし、「TW747 フェアウェイウッド」はヘッドがブレづらくてミスヒットにも強い。そもそもスプーンを使う状況って、ティショットかライがいいフェアウェイだけでしょう? このぐらいヘッドが大きくても構わないですよ。

【ミヤG】
確かにそうかも。TW747シリーズはドライバーも打ちやすかったし、意外と誰でもやさしく打てるクラブに仕上げられていますね。この「TW747 フェアウェイウッド」には、他に何か特徴はありますか?

【ツルさん】
3番ウッドにはカーボンクラウンが採用されているので、ヘッドが低重心化されているんでしょうね。地面から打っても、かなりの低スピン弾道になります。打ち出し角は出しやすいので、まさしく高弾道の低スピンで飛ばせます。ドライバーの小型版ともいえそうです。

【ミヤG】
ロフト角15度の3番ウッドでも、球は十分に上がってくれますよね。つかまえやすくも感じました。

【ツルさん】
つかまりに関しては、先端が動く純正シャフトのせいかも知れませんね。ミヤGはヘッドスピードが速いから問題ないですけど、ヘッドスピードが遅めのフッカーが使うと、低スピンすぎて球が上がりきらない危険性も…。そういう人には、3W/HLという番手がオススメです。ヘッド構造やシャフトの長さが3番ウッドと同じで、ロフト角だけが大きい番手も用意されているんですよ。

【ミヤG】
フェアウェイウッドが苦手な人にも、3W/HLという番手は良さそうですね~。

大きめヘッドのやさしさに加え、高弾道・低スピンで飛ばせるフェアウェイウッド

■ 試打したクラブのスペック

本間ゴルフ TW747 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:VIZARD For TW747 50 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ピン i20 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:PING TFC 707F ●フレックス:S

ツルさん:テーラーメイド M2 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:日本シャフト レジオ フォーミュラ MB タイプ70 ●フレックス:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。