叩けば叩くほど高初速の低スピンで飛ばせる キャロウェイ エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー

【ミヤG】
前回の「エピック フラッシュ スター ドライバー」に引き続き、今回はロースピンモデルの「エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー」ですね。構えてみると、「スター」よりもヘッド後方側のふくらみが抑えられていて小ぶりに見えます。個人的には、この「サブゼロ」のほうが構えやすいです。

【ツルさん】
「エピック フラッシュ」のシリーズになって、この「サブゼロ」にもソール後方に移動式ウェイトが搭載されるようになりました。これがヘッドの大きな変更点ですよね。もちろん、フェースにはAI(人工知能)が開発した「フラッシュフェース」が採用されています。純正シャフトは、「スター」とは異なるハードヒッター向けの仕様。少し気合いを入れて打ってみましょう！

【ミヤG】
球のつかまり性能は、「スター」とは正反対。引っかけグセのある僕が打っても、左に飛ぶことはほとんどありません。そのおかげで、自分からガッツリと球をつかまえて打っていけます。球もよく上がってくれるし、イメージしていたよりは難しくないですね。

【ツルさん】
球が上がりづらかった従来の「サブゼロ」と比べると、打ち出し角を出しやすくなりましたね。それでいて低スピンの強い球が打てます。けれど、僕の印象としては、やはり少し右に飛びやすいモデル。ナチュラルに振って芯でとらえたときでも、ボールが右に滑っていくような感じで飛んでいきました。ミヤGみたいに、引っ掛けを嫌う人には良さそうなドライバーですね。

【ミヤG】
ツルさんが打つと、スピン量が少ないし、ボール初速がよく出ています。飛ばせそうですよね？

【ツルさん】
「スター」を打ったときには「フラッシュフェース」の威力を感じませんでしたが、「サブゼロ」だと0.5～1m/sぐらいボール初速を出しやすかったです。高初速のロースピンで飛ばしやすいのが、今回の「サブゼロ」のいちばんの魅力でしょうね。ただし、一発の飛距離はあっても、ミスヒットにはシビアで曲がりやすくも感じました。総合的に判断すると、僕なら寛容性が高い「ローグ サブゼロ」を選びます。打音も「ローグ サブゼロ」のほうが静かで好みなんですよね。

【ミヤG】
純正シャフトの「ツアー AD SZ」は、「サブゼロ」の専用設計だけあって、けっこうしっかり感があります。余計な動きをしないシャフトで、しっかり打てて好感触でした。僕ぐらいのヘッドスピード（43m/s）の人なら、カスタムシャフトは必要なさそうですよ。

【ツルさん】
僕もそう思います。280ヤードぐらい飛ばせるパワーヒッターでも、一度はこの純正シャフトを打ってみてから決めてほしいですね。

■ 試打したクラブのスペック

キャロウェイ エピック フラッシュ サブゼロ ドライバー
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：Tour AD SZ ●フレックス：S

■ マイクラブ情報

ミヤG：ピン i25 ドライバー
●ロフト角：9.5度 ●シャフト：PING PWR 65 ●フレックス：TOUR S

ツルさん：テーラーメイド M2 ドライバー（2017）
●ロフト角：10.5度 ●シャフト：コンポジットテクノ ファイアーエクスプレス TP-V NX 55 ●フレックス：SX