新製品レポート

大型ヘッドでやさしく低スピン テーラーメイド M6 フェアウェイウッド

2019/05/20 05:00
ツイストフェース搭載の「M6 フェアウェイウッド」を試打

【ミヤG】
前回試打した「M5 フェアウェイウッド」と比べると、「M6 フェアウェイウッド」はずいぶんヘッドが大きく見えます。ソールしたときにオープンフェースになりづらく、やさしくまっすぐに打てそうな印象を持ちますね。

M5と比べて一回り大きい。ソールするとフェースはスクエアで構えやすい

【ツルさん】
3番ウッドのヘッド体積が180ccを超える大きさになって、投影面積も前作「M4 フェアウェイウッド」より大きくなりました。ヘッド自体は、ネックやウェイトの調整機能が省かれたシンプルな設計です。ただし、今回からは「ツイストフェース」が新たに採用されています。さらに曲がりづらくなっているのか、試打して確かめてみましょう!

【ミヤG】
打ちやすいフェアウェイウッドですね~。ちゃんと打ち出し角が出るし、スピン量が少ない! 方向性もいいですね。本当にまっすぐにボールが飛んでいきます。

【ツルさん】
ミヤGの計測数値を見ると、スピン量が抑えられた分だけ飛んでいる感じですね。僕が地面から打っても、やはりスピン量が少なくて、まるでティアップしたドライバーで打ったような弾道になりました。

【ミヤG】
簡単に飛ばしたいなら、間違いなく「M5」より「M6」のほうですね。他メーカーのフェアウェイウッドと比べても、やさしく飛ばしやすい性能だと思います。これも「ツイストフェース」が効いているのかな?

【ツルさん】
オートマチックに低スピン弾道を打って飛ばしやすいのが、「M6」の魅力です。「M5」でも同じぐらいに飛ばせますが、ゴルファー自身がヘッドの入射角を変えることで、スピン量を調整しやすいのが特徴。そういった操作性を重視するなら「M5」のほうがいいです。ミヤGが言うように、とにかくまっすぐ遠くへ飛ばしたい人には「M6」でしょうね。

【ミヤG】
今回の試打クラブのシャフトは「ディアマナ DF」の60 グラム台ですが、これは純正ではなくてカスタムシャフトですよね?

【ツルさん】
流通モデルとしてラインアップされているカスタムシャフトです。以前に純正シャフト「Fubuki TM5 2019」を打ったこともありますが、かなり軟らかい設定でした。ヘッドスピードが43m/sよりも上のゴルファーは、カスタムシャフトを検討してもいいと思います。ミヤGが打ちやすく感じたのは、カスタムシャフトの影響もあると思いますよ。

球が上がりやすく、飛距離と直進性がピカイチ。シンプルにまっすぐ飛ばしたい人には◎

■ 試打したクラブのスペック

テーラーメイド M6 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:Diamana DF 60 ●フレックス:S

■ マイクラブ情報

ミヤG:ピン i20 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:PING TFC 707F ●フレックス:S

ツルさん:テーラーメイド M2 フェアウェイウッド
●番手(ロフト角):3番(15度) ●シャフト:日本シャフト レジオ フォーミュラ MB タイプ75 ●フレックス:S

■ ミヤG プロフィール

1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。ドライバーはスライス、アイアンはドローが持ち球という変わりダネ。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はピンのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42m/sくらい。

■ ツルさん プロフィール

1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。

テーラーメイド
発売日:2019/02/15 参考価格: 41,040円