タングステン激増でやさしさアップ! キャロウェイ APEX アイアン
【ミヤG】
キャロウェイのAPEXアイアンシリーズは3つのモデルで展開されています。最もスタンダードなタイプが今回試打する「APEX アイアン」。ボディ素材は軟鉄、フェース素材はステンレス、ヘッド内部にも異素材が組み込まれているハイテクなアイアンです。
【ツルさん】
アスリート好みのすっきりとしたヘッド形状を保ちながら、キャロウェイ独自のテクノロジーによって使いやすさを重視した設計がAPEXシリーズの特徴です。最新作では、前作よりもヘッド内部のタングステン重量が大幅に増やされています。AIを使って偏肉設計したフェースを採用しているのもポイントですね。
【ミヤG】
構えてみると、ヘッドは大きすぎず、小さすぎず。ヘッドシェイプはシャープだけど、トップブレードは少し厚め。適度にグースも付けられていて、やさしく打てそうな印象を受けます。打つと、驚くほど飛ばせるモデルじゃないけれど、ミスヒットしたときの飛距離の落ちにくさを感じました。
【ツルさん】
飛距離だけを優先したアイアンじゃないんですよね。7番で30.5度というロフト設定は、現代のゴルファーに求められているど真ん中の設定。アイアンでも飛距離の優位性はほしいけれど、飛びすぎて使いにくいのはNG、という人にはピッタリ。打ち出し角が高く、スピンも適度に入ります。グリーンをキャリーで狙って、止まる球を打ちやすい性能です。
【ミヤG】
引っかけグセのある僕が打っても、そこそこまっすぐ飛んでくれる性能でした。ひょっとすると、つかまえにくいと感じるゴルファーがいるかも知れません。
【ツルさん】
増量されたタングステンによって、どちらかいうと操作性よりも直進性に優れています。自分の意図しない曲がりや打点ブレに対してのミスを抑えてくれるのが、このアイアン最大の長所でしょう。
【ミヤG】
ボール初速を高めるAI設計のフェースは、やはり弾き感があります。一般的な軟鉄鍛造アイアンの打感と比べるとちょっと物足りない。フォージドと聞いて期待して打つと、落胆する人が出てくるかも。
【ツルさん】
フィーリング面でどれぐらい許容できるかは個人によりますが、ヘッド内部に備えるウレタンによって、ずいぶん締まったフィーリングになっていますよ。それと、今回は7番しか試打していませんが、5番を打つとさらに球の上がりやすさと寛容性を体感できます。アイアンセットとして使ったときに、各番手がきちんと威力を発揮してくれる。実戦で使いやすい性能だと思います。
■ 試打したクラブのスペック
キャロウェイ APEX アイアン(2021年モデル)
●番手(ロフト角):7番(30.5度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 105 ●硬さ:S
■ マイクラブ情報
ミヤG:ミズノ MP-5 アイアン
●番手(ロフト角):7番(34度) ●シャフト:プロジェクト X ●硬さ:6.0(S+)
ツルさん:タイトリスト T100S アイアン
●番手(ロフト角):7番(31度) ●シャフト:NSプロ モーダス3 ツアー 115 ●硬さ:X
ミヤG プロフィール
1973年生まれ。ゴルフ歴20年。GDO編集部のシステム関連を担当。もともとはスライサーだったが、最近はドライバーもアイアンも強めのドローが持ち球。見た目がいい最新ギアが大好きで、現在はテーラーメイドのドライバーと、ミズノのフォージドアイアンを愛用中。ヘッドスピードは42~43m/sくらい。
ツルさん プロフィール
1974年生まれ。シングルの腕前を持ち、ギア関連の記事を多く手掛けるゴルフライター。メーカーの新製品発表会には必ず出向き、日々ゴルフの最新情報を収集している。生活すべてがゴルフ漬けだとか。ヘッドスピードは46m/sぐらい。持ち球は中・高弾道のドロー。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー