シャフトでこんなに変わるんだ!

たまに出る引っかけをなくすためのシャフト

2017/10/21 17:00

「ドローは打ちたいが、左へのミスが恐い…」という人へ

「ナイスショットとミスショットは紙一重」と言われるが、理想の弾道を手に入れた反面、新たなミスに悩んでしまうゴルファーは多い。今回はドローを持ち球にしているものの、たまに出る“引っかけ”に悩むという片手シングルプレーヤーが登場。上級者のミスを最小限に食い止めるリシャフト術を、関雅史プロから学んでいこう。

ヘッドスピードが0.5↑、飛距離が5.5yd↑

ビフォーアフター
HS(m/s)46.547.0
ボール初速(m/s)67.367.5
ミート率1.451.44
キャリー(y)251.5255.7
飛距離(y)266.3271.8
フェース角(度)-0.4-0.5
バックスピン(rpm)22772285
サイドスピン(rpm)-16241
ボール方向(度)-1.3-0,2
打ち出し角(度)11.611.8

■ ビフォー[フジクラ スピーダー エボリューション 3 661、フレックスS]:理想的なドロー系の弾道が多いが、打ち出し方向にバラつきがある。

■ アフター[三菱ケミカル ディアマナ BF 60、フレックスS]:曲がり幅が減り、打ち出し方向が安定した。

週に1度はラウンドするという菊池さんはハンディキャップ「5」の片手シングル。ドライバーの精度を高めつつ、さらに飛距離を求めるハングリーな上級者ゴルファー。ボールをある程度自在に操ることができる腕前の持ち主だが、最近の悩みはたまに出てしまう“引っかけ”とのこと。

テスターの悩み「たまに出る引っかけをなくしたい」

氏名:菊池 竜文さん
年齢:40歳
ゴルフ歴:22年
ハンディキャップ:5
ラウンド頻度:週1回

「持ち球はドローです。安定したティショットを心がけていますが、たまに左へまっすぐ出る低い球、いわゆる“引っかけ”に悩んでいます。飛距離も欲しいので、引っかけをいつも気にしながらフルスイングしているのですが、もう少し気楽に振り切りたいと思っています」

スイング傾向「“タメ”の強いパワフルスイング」

関プロ「菊池さんはダウンスイングで腕を力強く内側に引きつけ、しっかり自分の動きで“タメ”をつくることができています。強いドロー弾道で飛ばすパワーヒッターに多いタイプのスイングです」

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