シャフトでこんなに変わるんだ!

飛ばしたいのにフレックス「X」→「S」に落とす理由

2017/11/18 05:00

「パワーがある=硬いシャフト」という固定観念は捨てよう!

「ドライバーを思いきり振り抜きたい」――そうは思っているけれど、曲がってしまうことを恐れて合わせにいってしまう人は多いのでは? 今回のテスターもフレックス「X」の硬めのシャフトをしっかり振り回せるパワーを持っていながら、飛距離に悩む男性ゴルファーが登場。QP関プロが教える“飛ばし”の欲求を満たす発想転換術を学んでいこう!

ヘッドスピード約1m/s、飛距離約10ydアップ!

ビフォーアフター
HS(m/s)44.045.1
ボール初速(m/s)65.766.7
ミート率1.491.48
キャリー(y)238.6247.8
飛距離(y)249.0259.2
フェース角(度)-3.8-3.5
バックスピン(rpm)23512353
サイドスピン(rpm)-14065.5
ボール方向(度)-4.2-4.4
打ち出し角(度)16.115.4

■ ビフォー[三菱ケミカル クロカゲ XM70 フレックスX]:左右どちらにも大きく曲がってしまう。特に左への大きなミスが目立つ。

■ アフター[フジクラ オニキス スピーダー D6 フレックスS]:曲がり幅が収まり、キャリーも総飛距離もアップ!

毎週必ず打ちっぱなしでの練習は欠かさないというアクティブゴルファーの貴崎さん。ハンデ11ともうすぐシングルも見えてくるほどの腕前ではあるが、ライバルのゴルフ仲間より飛距離が劣っていることを悩んでいるという。

テスターの悩み「ドライバーの飛距離を伸ばしたい」

氏名:貴崎 一利さん
年齢:41歳
ゴルフ歴:10年
ハンディキャップ:11
ラウンド頻度:月2~3回

「ヘッドスピードがうまく飛距離につながっていないことに悩んでいます。方向も安定せず、ドライバーが悩みの種です。振りにいくと曲がってしまうため、いつも6~7割の力で調整して振っている感じ。そのせいで仲間より飛距離が出ず、いつもモヤモヤしながらプレーしています…」

スイング傾向「“タメ”の少ないスイング」

関プロ「貴崎さんのトップは非常にコンパクトで、早いリズムで切り返しに入るスイングとなっています。タメをあまり作らず、上体と腕が比較的同じ向きのまま動いていくスイング。特徴的なのは早めに手首のリリース(ダウンスイングで手首の角度を解放する動き)をしている点です」

(次のページで、関プロのフィッティング開始!→)

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