飛ばしたいのにフレックス「X」→「S」に落とす理由
切り返しの“間”をシャフトでつくる!
関プロ「貴崎さんは大きな体格でパワーがあり、ヘッドスピードも速いです。一般的にはどうしても硬めのシャフトに選択肢を絞ってしまいがちですが、スイングの傾向を見ると手首のリリースが早く、タメが少ない動きをしています。こういうスイングタイプの人は、ある程度しなりの大きいモデルのほうが自然と切り返しで“間”が生まれ、タイミングを取りやすく感じることができます」
しなりが大きめのシャフトを試打
■ 現在のシャフト:
三菱ケミカル クロカゲ XM70 フレックスX
中間がしなり、先端を硬く仕上げてある。張りがありミスヒットに強い。
■ おすすめシャフト4本:
しなりが大きめで、ある程度しっかり感のあるシャフト。
1.フジクラ オニキス スピーダー 6 S
手元側が軟らかく中間がしっかり気味。先端側がやや軟らかめの設計。しなる量は大きく、重く押すような挙動が特徴。
2.NSプロ レジオ フォーミュラ MB 65 S
手元側がしなり、自然とタメをつくってくれる手元調子。低めの強い球が出やすく、比較的ミートしやすい。
3.USTマミヤ アッタス パンチ 6 S
手元側にしなりのピークがあり、やや大きめにしなる。動きは素直で、操作しやすいのが特徴。先端側は硬めとなっており、ミスヒットに強い。
4.グラファイトデザイン ツアーAD GP 6 S
手元から中間にかけてしなる手元調子。先端が硬めなのでインパクトで当たり負けが少なく、安定感がのぞめる。
“手元硬め”ではタイミングが取りにくい
関プロ「貴崎さんは切り返しでタメをあまり作らないスイングのため、シャフトの手元側にあまり負荷がかかりません。そのため手元側の硬いシャフトだと過度に反発力を受けて、振りにくさを感じ、タイミングが取りにくくなっていると思われます。左右どちらにもボールが曲がる原因は、ズバリ自分のタイミングで打てていないから!手元側がしなり、貴崎さんのタイミングで打てるモデルを探していきましょう」
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