ゴルフシューズ試し履きレポート

エコー BIOM C4を試し履き「360度の防水・透湿性能が秀逸」

2022/05/09 11:55
エコー BIOM C4

GDO社員3人(シューズマニア室井、バイヤー塩田、編集部員柴田)が新作ゴルフシューズを試し履きする企画の2022春夏モデル編。今回は、エコーの「バイオムC4」を試し履きした。

シューズマニア室井「足ウラ全体にフィットする気持ちよさは健在」

GDO室井の評価

内側と外側で色使いが異なるのは、前回紹介した「BIOM H4 BOA」を引き継ぐデザインです。そして、エコーファンなら気付いたはず。数年前に発売された「クールシューズ」と似たようなソール形状に。これは、特に夏場に発生するシューズ内の湿気を外に排出してくれる快適機能なのです。

屈曲性

履いてみると、エコー最大の特徴と考えられる足ウラ全体にフィットする気持ちよさは健在。少し主張が強いとも思われる土踏まずのアーチが絶妙なカーブを描き、歩くたびに満足感を得られます。

フィニッシュ

そして、もう一つの特徴はアッパーの足なじみ。柔らかすぎず硬くもないアッパーは、シュータン部分から一体となったインナー(超伸縮性メッシュソックス)とも相まって履き心地の良さを高めています。“ヌマ”ともいわれる、一度使用すると抜け出せない履き心地をぜひ体感してください。(室井)

シューズマニア室井が動画で解説

バイヤー塩田「360度の防水・透湿性能が秀逸」

GDO塩田の評価

前回紹介した「BIOM H4 BOA」と同じく、内側と外側でカラーが異なる斬新なデザインは今回も採用されています。一方のブラック、ホワイト/ブラックは落ち着いたカラーリングで、内側と外側のカラーも同じなので、好みに合わせて選んでほしいです。

フィニッシュ

履き心地は言わずもがなですが、特に足に沿うような流れる曲線を描くインソールが足にフィットして気持ちよいです。つま先が広めで多少余裕があるので好みは分かれるかもしれませんが、ヒールは深めで包まれている感じが快適です。

歩行性能

「GORE-TEX SURROUND」搭載による360度の防水・透湿性能が逸脱!足の裏は汗腺が多く、地面に密着しているので透湿性は高くありません。それが蒸れの原因になるのですが、足裏までもカバーしているので、夏のラウンドでも蒸れにくいです。天然皮革を使っているので、履くのをためらう悪天候のときもあると思いますが、防水性と透湿性は抜群なので、そういったときほど履いてみて欲しいです。毎回、完成度が高いエコー。勝負の一足としてぜひ試してみてください。(塩田)

編集部員柴田「長年愛用してきたシューズのような心地よさ」

GDO柴田の評価

「エコーを履いたら戻れない」なんて眉唾だと思っていたのですが、前回すっかり魅了されてしまった「BIOM H4 BOA」は、しっかり“先発ローテーション”入りを果たしております。今回もとっても楽しみにしており、税込3万6300円という価格も相まってハードルは上がりきっていたわけですが、またも期待を超えてきました。

屈曲性

特筆すべきは、なんといってもアッパーに採用されている高品質でなめらかなプレミアムレザーが生み出すフィット感です。初めて足を入れたのにも関わらず、長年愛用して自分の足の形になったシューズのような心地よさがあります。この快適性こそが、多くのユーザーに「一度履いたら戻れない」と言わしめるゆえんではないでしょうか。

バンカーショット

インナー素材がソックスのような形状になっていて、これもアッパーといいバランス。レースですが、しっかりとしたホールド感があります。サイズ感については、日本で一般的なセンチメートル表記ではないので、公式サイトなどで自分に合ったサイズを確認することをお勧めします。私は26.5cm相当にあたる「42」をチョイスしました。(柴田)

商品スペック&フォトギャラリー

●タイプ=紐タイプ
●素材=ドリトンレザー
●重さ=約400g(片足25.5cm)
●サイズ=24.5~27.5cm
●幅=普通
●鋲タイプ=スパイクレス

■ GDO室井 プロフィール

GDOゴルフショップの新規事業担当。シューズ愛は中学時代の「エア ジョーダン」シリーズから始まり、学生時代には定期テストの時間が余ると問題用紙のウラにシューズの絵を描いて時間を潰していた。自宅の部屋に靴屋を真似たディスプレイ棚を設置し、それを見に来るだけの友人がいたほど。現在も約60足のシューズを所有している。

■ GDO塩田 プロフィール

GDOゴルフショップバイヤー。担当範囲はゴルフギア、シューズ、距離測定器等と多岐にわたる。ラウンド前には必ずコースレイアウトやコース設計家を確認し、マッチするシューズを選んでイメトレをするのが楽しみ。所有シューズは普段履きよりもゴルフシューズの数の方が多い。

■ GDO柴田 プロフィール

紆余曲折を経てGDO編集部へ。188㎝と長身で主に選ぶシューズは27.5㎝だが、リモートワークが続き、むくみが解消されたせいか足が小さくなった気がしている。公私含め年間約30ラウンドをこなし、ゴルフシューズは年に一度は履き替えるアベレージゴルファー。

エコー BIOM C4(前面)
エコー BIOM C4(上から)
エコー BIOM C4(ソール)
エコー BIOM C4(側面)
エコー BIOM C4(ヒール)
エコー BIOM C4(側面)

2022年春夏モデル 記事一覧

ecco
発売日:2022/03/01 参考価格: 36,300円