マーク金井の試打インプレッション

ロイヤルコレクション BBD’S 104F ドライバー

2009/03/10 00:00

構えてみると?

今回のモデルはシャローフェースを採用。構えてみるとややフックフェースだ。

フェアウェイウッドでお馴染みのロイヤルコレクション。同じタイミングで2モデル登場させてきたが、今回試打するのはヘッドもフェースもお洒落なブラック仕上げの「104F」。色で従来のロイコレと違うイメージを強くアピールしているが、ヘッド形状もガラッと変えてきた。

まず目につくのがフェースの反対側。ロイコレのドライバーと言えば、構えやすさを重視してハイバックを採用していたが、「104F」ではシャローバックを採用。そして、フェース面は台形形状。この2つを見る限り、かなり低重心を意識している設計だ。加えて、ソール部分にも低重心を意識した配慮が。ロイコレならではのキャビティソールを採用しているが、その凹みが非常に浅いのだ。

ソールに重量調整のためのネジのたぐいはひとつもない。非常にシンプルなデザインではあるが、低重心で低スピン弾道を打たせようとする意図がヒシヒシを伝わってくる。

そして、もうひとつ目に付くのがフェース向きとリアルロフトの設定。10.5度表示はリアルロフトが多めで、ややフックフェース。フッカーよりもスライサーの方が構えやすく仕上がっているのである。顔にこだわるロイコレにしては珍しくやさしさ重視の顔付きだ。

これまでのロイコレのドライバーはどちらかと言うと、スピンがかかりやすいドライバーが多かった。「104F」見た目通り、低スピン弾道が打ちやすいのかどうか、じっくりとテストしてみたい。

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ロイヤルコレクション
「強さ」をアピールしたドライバー
発売日:2009/02 オープンプライス