マーク金井の試打インプレッション

ミズノ MP CRAFT S-1 ドライバー

2009/08/04 00:00

構えてみると?

ヘッド体積が425ccかつ、ハイバック形状なため、構えてみるとヘッドがコンパクト

ミズノのMPシリーズと言えば、国内のみならず海外でも評価が高いアスリート向けブランド。その中でも、もっともアスリート色が強いモデルとして今回登場したのがクラフトS1。

実際、構えてみても・・・まず感じるのがヘッドの大きさ。見るからに小ぶり。体積が425CCなのに加え、ヘッド後方はハイバック形状。このため投影面積が非常に小さい。マッスルバックアイアンを構えた時のようなシャープ感を全面に打ち出しているのだ。

フェースの向きもオープン。丸み感が強いフェースと相まって、左へ行きづらい顔付きをしている。リアルロフトも非常に少なく、構えるとフェース面が全然見えない。それもそのはず、9.5度表示でリアルロフトが約9度。表示よりも実際のロフトの方が少ないことを考えると、ボールの上がりやすさよりも、吹き上がりを抑えること、そして球の強さを求めたドライバーである。

フェースの厚みは約52ミリ。これは意外な数値。今時のドライバーと比較すると、かなりシャローだ。低めのティアップでボールを打ったり、直ドラを多用したりする人にとって扱いやすいだろう。シャローフェースであることを除けば、小ぶりなヘッドはかなりハードスペック。低めの弾道でランを稼げるようなドライバーかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。

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ミズノ
ちょっと小振りな425ccで弾道を操る
発売日:2009/06/12 オープンプライス