ダンロップ 新・ゼクシオ ドライバー (2010年モデル)
2010/01/05 10:00
構えてみると?
2年の歳月を経て登場した「新・ゼクシオ」。これで6代目となるが、構えてみてまず感じるのが投影面積の大きさ。460CCとルール最大級なのに加え、シャローフェース&シャローバック。薄べったく見えるヘッドは奥行き方向に大きく広がり、視覚的にも重心を深さを強くアピールしている。
そして注目すべきはフェースの厚み。ノギスで測ると約50ミリ。見た目だけでなく数値的にも薄べったい。ドライバーと言うよりは巨大な「3W」という印象すら受ける。ハードなイメージを徹底的に廃し、やさしさ、安心感を強く打ち出している。
このやさしさはスペックにもハッキリと現れ、フックフェースの度合いは強めで、リアルロフトも従来のゼクシオに比べると大きい。個体差があるが、今回試打した9.5度のヘッドはリアルロフトが約12度。ロフトを知らされなかったら10.5度だと思ってしまうだろう。
クラブの長さはメーカー値、実測とも46インチ。前作よりも長尺になっており、その分だけクラブも軽量化されている。2000年の初代モデルから圧倒的なシェアを誇るゼクシオ。スペック的には従来よりもさらに年齢層が高いゴルファーを意識しているように仕上がっている。
飛距離性能はもちろんのこと、どんな年齢層のユーザーをターゲットにしているのか、じっくりテストしてみたいと思う。