マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ DIABLO EDGE ドライバー Red

2010/07/20 10:00

構えてみると?

つかまりをよくするためのフックフェース。初・中級者をターゲットにしたヘッドに仕上がっている

キャロウェイの新ブランド「ディアブロ・エッジ」。「ブラック」と「レッド」の兄弟モデルとして登場したが、今回試打するのはやさしさを徹底追求した「レッド」。メーカーの意図通り、クラブを手に取ってみて、まず感じるのがヘッドの大きさ。ルール最大級(460CC)であるのはもちろんのことながら、投影面積が大きい。バックフェース側が角張っていることもあって、上からみると五角形。フェースもトウ&ヒール側に広がっているので、オートマチックなやさしさを感じる。また、このような形状はヘッド慣性モーメントも大きくしやすい。見た目にやさしいだけでなく、スイートエリアもかなり広そうだ。

そしてキャロウェイらしさを感じるのがネック。最近のキャロウェイはネックが付いたモデルが増えてきたが、この「レッド」はネックがない。キャロウェイの伝統を踏襲したショートホーゼルを採用。また、今どきのドライバーとしてはフェースプログレッションが大きめ。これにより、フェース高は平均的だが、構えた時にボールが上がるイメージが強く出ている。フェースの向きはフックで、つかまりも意識しているようだ。

クラブ長さはメーカー値で45インチだが、ヒールエンド法で計測すると44.5インチ。ヘッドが大きく見えることも相まって、アドレスするとかなり短く感じる。長尺で飛ばすことよりも、長さを感じさせないことでやさしさを演出しているのだろう。長尺が多い今年モデルの中で、実測44.5インチは短い部類のドライバー。ドライバーに不安を抱える初・中級者を意識している意図が窺えるが、実際はどうなのか?じっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
1 2 3 4 5
キャロウェイ
打ちやすさを重視したドライバー
発売日:2010/03 オープンプライス