マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド バーナー スーパーファスト TP ドライバー

2010/08/24 10:00

構えてみると?

総重量は314グラムと、「TP」シリーズはアスリート向けに作られている

「Rシリーズ」と「バーナー」の2つのブランドを柱に商品展開しているテーラメイド。今回、試打するバーナーは「飛距離」性能にとことんこだわったブランドで、「ノーマル」と「TP」の兄弟モデルがラインアップされている。今回試打するのは兄貴分の「TP」だ。

ヘッド形状はノーマル同様、三角形。ノーマルに比べるとややコンパクトになっているが、それでも市販ドライバーの中では投影面積は大きい。バーナーお約束の編み目模様はノーマルが「赤」が基調になっているのに対し、TPは「シルバー」。少し地味だ。そして意外だったのがフェースの厚み。ディープフェースなのだが、定規で測ると約57ミリ。ノーマルの「バーナースーパーファスト」に比べると約4ミリほど薄くなっている。バックフェース側についてはノーマル同様、超シャロー。くさびのような形状は好みが分かれそうだが、フェースの大きさを全面的に打ち出した形状は、「TP」も視覚的にやさしく感じる。

また、ブラック仕上げのフェース面はノーマルよりもバルジが強め。ドロー、フェードを打ちやすさを重視した設計となっている。ソール形状もノーマルがシルバー仕上げなのに対して精悍なブラック仕上げ。ウエーブ(波)を大胆にほどこしたデコラティブな形状は、テーラーメイドらしい。

長さについてもコントロール性を重視しているんだろう。メーカー公称値で45.5インチ。実測(※ヒールエンド計測)では45インチと、ノーマルよりも1インチ短い。その分だけ重量はノーマルよりも重く、314.1g。アベレージゴルファーよりもアスリートゴルファーを意識したスペックだ。

ノーマルの「バーナースーパーファスト」に比べると、ややコントロール性を重視し、ハードヒッター向けに感じる「TP」。ノーマルとの比較を交え、どんなゴルファーにフィットするのかじっくりテストしてみたいと思う。

打ってみると?≫
1 2 3 4 5
テーラーメイド
スピーディかつパワフルな弾道を
発売日:2010/03 参考価格: 58,800円