三菱レイヨン ディアマナ ahina
2010/11/16 10:00
シャフトの特性をズバリ
ツアープロの要望に応えて設計されている三菱レイヨンの「ディアマナシリーズ」。今回試打するアヒナは「ディアマナ Dシリーズ」の後継モデルとして登場した。スペックを計測すると目に付くのが、振動数に対してセンターフレックス値が高いこと。振動数はアフターマーケット用シャフトとしては平均的だが、センターフレックス値の4.76kgというのは平均よりも硬め(60-S)。スペック的には、手元側の剛性に対してセンター付近の剛性が高いことが、数値でもハッキリ示されている。数値的にも、「ディアマナ Dシリーズ」同様、手元調子であることが分かる。
また「63」と「73」とでは、同じSフレックスでもセンターフレックス値が異なっている。「73」の方が約0.2kg硬いことを考えると、シャフトの剛性部分を意図的に変えていることがうかがい知れる。「63」はアマチュアにも使いやすく、そして「73」はディアマナのコンセプトでもある「プロユース」を考慮し、ハードに仕上げているのだろう。
「63」のSフレックスとRフレックスを比較すると、RはSよりも振動数が15cpm低く、センターフレックス値も約0.6kg低くなっている。これは2011年に市販されるドライバーの「純正S」の平均値とほぼ同じぐらいの硬さである。