マーク金井の試打インプレッション

フジクラ Motore Speeder VC.2

2010/12/13 18:15

打ってみると?

シャフト試打で使うヘッドはニッケントのリボルバー4DX。体積はルール最大級の460CC。シャフトが脱着出来るタイプなので、同じヘッドでシャフトを打ち比べられる極めて便利なドライバーだ。 まずはボクのヘッドスピードにちょうどいいVC6.2のSから試打を開始。

ワッグルすると手元側がグニャリと大きめにしなる。実際に打って見てもフィーリングは変わらない。切り返しで手元から中間部分が大きめにしなり、ヘッドの重みを感じやすい。同じ手元調子である「ディアマナ アヒナ」に比べると、中間部分のしなりが明らかに大きい。そしてダウンからインパクトにかけてはシャフト全体がややゆったりとしなり戻る。弾き系か粘り系かとジャンル分けするならば、VC6.2は典型的な粘り系。ただし、しなり戻り初めてからのスピード感はスピーダーならでは。

ダウンスイング後半でしなり戻りが始まると、インパクトからフォローにかけてはもたつき感は皆無。スピーディーにヘッドが走り、インパクトまで一気に振り抜ける。センターフレックス値通り、硬さはアフターマーケット用シャフトの中では、やや軟らかめだ。

そして特徴的なのがインパクトゾーンでのヘッド挙動。シャフトの先端側が硬いこともあって、ヘッドがアッパーに動きづらい。この影響でフェース上側で球を捕らえやすくなり、オートマチックに低スピン弾道を打っていける。それでいて、捕まりも極端に悪くない。先調子のシャフトほど捕まるわけではないが、手元調子のシャフトの中では捕まりが適度に良い。

続いてRを試打してみると、こちらはSよりもさらに中間部分の軟らかさが強調されて手に伝わる。切り返しではシャフトがムチのようにしなり、ダウンではワンテンポ間をおいてから、シャフトがスピーディーにしなり戻る。インパクトでガツンと叩きたい人には頼りなさを感じるが、ゆったり振り抜くスインガーにはタイミングが取りやすい。トップでコックがほどけやすい人ととも相性が良く、切り返しではシャフトがタメを作ってくれるタイプだ。

対して、XはSに比べると1ランク以上硬い。そしてテイストも少し異なる。センターフレックス値の高さ通り、こちらは中間剛性が高く、その分だけ弾き感が増し、挙動もスピーディー。切り返し直後の間が少ない分だけしっかり叩ける。というよりは、しっかり叩けるだけのパワーがなければ、シャフトの良さを引き出せないだろう。

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藤倉コンポジット
しっかり叩けるスピーダー
発売日:2010/11/01 参考価格: 42,000円