マーク金井の試打インプレッション

ダンロップ スリクソンGiE ドライバー(2011年モデル)

2011/01/25 10:00

構えてみると?

前作に比べて投影面積は小さく落ち着いた感がある

アスリート向けブランド、スリクソンの弟分モデルである「スリクソン GiE」。約2年ぶりのモデルチェンジとなるが、手に取ってみて驚いた。まずヘッドの色がブラックに変わって精悍になっている。前作よりも対象ユーザーの年齢層をグッと下げてきたのが窺える。

ヘッド形状については、アベレージ層を強く意識したモデルだけあって投影面積が大きい。フェースは面長で、ヘッドは奥行き方向に広がっている。前作よりも少し小ぶりになっているが、それでも市販ドライバーの中では見た目が大きい(体積460CC)。視覚的な「やさしさ」と「慣性モーメントの大きさ」重心の深さをアピール。そして全体的なヘッド形状は、同社のゼクシオにかなり似てきている。

フェースはやや薄め。定規で測ると約53ミリ。これは前作とほぼ同じ。フェースに目一杯刻まれたスコアライン(溝)は白くペイントされているので、アドレスするとフェース面が必要以上にしっかり見える。ヘッドをポンと置くと、フェースは目標よりも左を向くフックフェース。左のミスを嫌うフッカーには構えづらい顔付きだが、右のミスを避けたいスライサーには安心感が出やすい顔付きだ。加えて、ライ角は超アップライト。形状的には、かなりつかまり重視だ。

アベレージ層を強く意識したドライバーだけあってリアルロフトは多め。10.5度表示でリアルロフトは12.5度。見た目は捕まりの良さと、上がりやすさを追求したドライバーとして仕上がっている。見た目通りの性能なのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。

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ダンロップ
力強い弾道で大きな飛び
発売日:2011/01/22 オープンプライス