マーク金井の試打インプレッション

ミズノ JPX800 ドライバー

2011/05/31 10:00

構えてみると?

フックフェースで捕まりの良さを演出している

ミズノのエンジョイゴルファー向けブランドである「JPXシリーズ」。前作同様、今回も長尺。46.5インチと市販ドライバーの中ではかなり長めの設定だ。ヘッド形状はヒール側の絞り込みが大きめの三角形。ヘッド体積460CC。フェースはややディープ(約57ミリ)でシャローバック。低重心、そしてやや重心が浅くなるようなデザインだ。ヘッド色はミズノブルー。落ち着いたデザインでありながらもシャープさをアピールしている。ソール側はかなりデコラティブ。立体感のあるデザインで力強さを演出しているのだろう。

アドレスして感じるのは、明らかに左を向いたフックフェース。左のミスを嫌がるフッカーよりも、右のミスを避けたいスライサーが構えやすい顔付きだ。長さは46.5インチ。市販ドライバーの中ではかなり長めの設定。そして長尺にしてはシャフト重量が59(S)と重めの設定。シャフトの手元側(グリップ付近)に13gのタングステンシートを内蔵。手元側を重くすることでカウンターバランス効果を狙っているようだ。タングステンシートの影響もあって長尺の割にはクラブ重量が軽くない。Sシャフトだと314gもある(メーカー値)。前作同様、長尺効果で飛距離アップを狙うJPX。長さを感じさせない設計だとメーカーは謳っているが、それが実感できるかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。

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ミズノ
長尺でも驚きの降りやすさを実現、「パワーマキシマイザーシャフト」
発売日:2011/02/01 オープンプライス