マーク金井の試打インプレッション

つるや ワンサイダー SE

2007/10/02 10:00

構えてみると?

構えた時、クラウン後方部のカラーリングが四角い形状を感じさせない。重心アングルが大きく「ワンサイダー」の捕まりやすいイメージを踏襲している

つるやのワンサイダーと言えば、捕まりの良さに定評があるドライバー。今回のモデルチェンジではヘッド形状を大胆に変更。丸型から四角形に変えてきたが、アドレスすると不思議なことに違和感がない。クラウン後方がツートンカラー。グレー部分がいい意味で目の錯覚を導いている。輪郭は真四角に近いのに、構えると角張った印象が薄れ、すんなり構えられるのだ。

そして、もうひとつの特徴がフェースの厚み。460CCとルール最大級なのにフェース高は約53ミリとシャロー設計。リアルロフトも多めなので、構えたときに「高弾道」をイメージしやすい。吹き上がりを押えたいハードヒッターよりも、ヘッドスピードが遅くてボールが上がりづらい人に使ってもらいたい意図がハッキリと窺える。

フェースの向きはフック。ヘッド内部の構造で捕まりを良くするだけでなく、構えたときにも捕まりやすいイメージをちゃんとアピールしている。見た目はメーカーの意図通りドロー弾道が打ちやすそうだ。今回のモデルも捕まりの良さを踏襲しているのかどうか、じっくりとテストしてみたい。

打ってみると?≫
1 2 3 4 5
つるや
関西の老舗メーカーから奇抜なヘッドが登場
発売日:2007/09