マーク金井の試打インプレッション

USTマミヤ ATTAS 3

2011/10/04 10:00

シャフトの挙動

まずはソフトスペックの60Rから試打。ワッグルすると手元側が軟らかく、クニャッとしなる。中間から先端側のしなりは少なめだ。実際に打ってみても・・・切り返しで手元側がグイッとヘッドが遅れるようにしなり、ダウンからインパクトゾーンにかけてはシャフト全体がしなり戻る。典型的な手元調子だが、中間部分が硬めなのだろう。ダウンスイングでシャフトが大きく動かない。インパクトゾーンではシャフトの先端が動き過ぎないので、抑えた弾道を打ちやすい。つかまりも抑えられている。

60g台のS、70台のSも挙動は同じ。捕まりを抑えた弾道がオートマチックに打てる。硬く、重くなるほどハードになるが、切り返しでしなってから、ダウンでしなり戻るまでのタイミングがつかみやすい。手元側の軟らかさと、適度なトルク感がタイミングの取りやすさにつながっている。

弾道計測してみると、打ち出しは普通で低スピン。スピン量についてはシャフトが重く、そして硬くなるほど減る傾向になる。方向性に関しては、つかまり過ぎるのを抑えている。インからあおってもヘッドが急激に返らず、引っかけ、チーピンが出づらい。メーカーの意図通り、アッタス3は典型的な手元調子で低スピン弾道で飛距離を稼げる。そして、つかまり過ぎないシャフトを求めるゴルファーと相性が良いシャフトだ。

シャフトを計測してみると?≫
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UST マミヤ
ほどよくつかまりを抑えたアッタス参上
発売日:2011/07 参考価格: 42,000円