藤倉ゴム工業 ランバックス プラチナ
2011/11/01 10:00
シャフトの挙動
まずは軽い方の55(S)から試打。ワッグルすると手元がしっかりしていて、中間部分がクイッと少ししなる。中間から先端側のしなりも少なめだ。実際に打ってみても・・・切り返しで中間部分がしなり、ダウンからインパクトゾーンにかけてはしなった分だけしなり戻る。典型的な中調子だ。シャフトの挙動としては、同社のランバックス Vシリーズに近い感じがする。Vシリーズに比べるとフィーリングがシャープで、インパクトの手応えが心地良い。ベクトランによる震動減衰性の高さが影響しているのだろう。
試打して強く感じがのがボール初速。インパクトゾーンでシャフトがものすごく走る感じが手に伝わらないのに、ボール初速が予想以上に速いのだ。ボール初速が出ているわけだから飛びっぷりもいい。
65(R)、65(S)に持ちかえてもフィーリングは変わらない。どのシャフトもシャフトの中間部分がしなって、しなり戻る。重く、そして硬くなるほど先端側がしっかりしてくる分だけ弾道が少し低くなるが、シャフトの挙動は同じだ。ボール初速が出る弾道が打ちやすく仕上がっている。
弾道計測してみると、打ち出しはやや低めで低スピン。R11のヘッドの場合、リアルロフトが少なくて低重心なため、いい感じでとらえると1800~2200回転。キャリーとランで距離が稼げる。
方向性に関してはニュートラル。シャフトで球筋を操作する感じはなく、捕まるように打てばドローが打てるし、カット気味に打てばフェードが打てる。自分のイメージが伝わりやすく、球筋を操作しやすいシャフトだ。