マーク金井の試打インプレッション

ヨネックス EZONE タイプ 450E ドライバー

2011/11/08 10:00

打ってみると?

試打クラブは11.5度で、シャフトは純正R(NP50E)ワッグルするとシャフト全体がムチのようにグニャりとしなる。硬さの目安となる216cpm。市販ドライバーのRの中ではかなり軟らかい。長さは45.25インチ(※ヒールエンド法計測)。クラブ重量は292gでバランスがD0.5(※実測値)。ヘッドスペックは表示11.5度でリアルロフトが15.75度。フェースアングルは+2.5度。見た目通り、リアルロフトが非常に多く、フックフェースの度合いは強めだ。

シャフトの硬さに合せて、かなり軽めにスイングしてみると、3Wで打ったかのような高弾道。低く打つのが難しく、オートマチックで球が上がる。ボールの捕まりも良くて球筋はドローだ。スピンは適度に入るので、ヘッドスピードを落として打ってもキャリーを出しやすい。反面、ヘッドスピードを40m/s以上に上げるとボールが吹き上がるために飛ぶ弾道を打ちづらくなってくる。

弾道計測すると、フェースセンター付近で捕らえると2700~3000回転ぐらい。これはリアルロフトが多いことが影響していると思われる。シャフトは手元から先端にかけて大きくしなるタイプ。女性用に近いぐらい軟らかいが、クラブの挙動は安定している。トルク(ねじれ)感が少なめなのが影響しているのだろう。

フッカーにはまったく向かないが、ヘッドスピードが40m/s未満のスライサーにはお助け要素が満載。球の捕まりが良くて、高弾道でキャリーで飛ばせる。見た目通りで、非力なスライサーと非常に相性が良いドライバーだ。

クラブを計測してみると?≫
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ヨネックス
やさしくなったEZONE
発売日:2011/10 オープンプライス