マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ RAZR X BLACK ドライバー

2012/02/28 10:30

クラブを計測してみると?

シャフトは手元側がしっかりしていて、中間から先端側が軟らかい

9.5度表示でリアルロフトが11度。フェース角が-1度。リアルロフトは平均的でフェース向きはややオープン(構えるとほぼスクエアに見える)。ライ角は57.25度と、今どきのドライバーの中ではかなりフラットだ。重心アングルは25度とやや大きめだが、それ以外のスペックはすべて捕まり過ぎを抑えたスペックとなっている。重心距離も長めで、40ミリぐらいありそうだ。

実際にスイングしてみても、ヘッドが返る手応えは希薄。ヘッドが返りづらい手応えが手に伝わってくる。スライサーよりもフッカーの方が扱いやすいだろう。シャットフェースのトップを作るゴルファーと相性が良い。

シャフトは日本仕様を意識しているのかソフトスペック。純正Sの振動数は240cpm。手元側がしっかりしていて、中間から先端側が軟らかい。典型的な粘り系で、ダウンからインパクトにかけてはしなり戻るスピードが遅めだ。長さは実測値で約45インチ。クラブ重量は302.6gでバランスがD2。30~55歳ぐらいの男性で、体力が平均ぐらいの人と相性が良いスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトレーザーXシリーズ
ロフト(度)9.59.5
リアルロフト(度)11.011.0
ライ角(度)57.2557.25
フェース角(度)-1-1
長さ(インチ)4545
振動数(cpm)240240
自分に合ったスペックは?≫
1 2 3 4 5
キャロウェイ
独特なデザインと高い直進性
発売日:2012/03