マーク金井の試打インプレッション

藤倉ゴム工業 ランバックス Type X

2012/03/06 10:15

クラブを計測してみると?

65Sは振動数が264 cpm、75Sは268cpmとなっている

スペック計測してみると‥‥60g台のSの振動数が263cpm。アフターマーケット用シャフトとしては手元側がやや硬めだ。そして特筆すべきなのがセンターフレックス値。4.86というのは平均よりもかなり硬めの仕上がり。55SRも75Sもセンターフレックス値が平均よりも高い。シャフト特性としては、中間部分が硬めることで、弾き感を強く打ち出そうという意図が窺われる。

メーカー側の資料によると、「ランバックスXのタイミングの取りやすさ」を継承しつつ、振動減衰性に優れた「ベクトラン」を手元側に採用。これにより、シャフトの無駄な挙動を抑え、より強いインパクトを迎えられるとのことだ。剛性カーブはランバックスXに比べると手元側が軟らかく、中間から先端側については硬さが一段と増している。メーカー側は中調子と謳っているが、剛性分布的には手元調子に近いシャフトである。

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藤倉コンポジット
ツアープロに人気だったランバックスXを継承
発売日:2012/01 参考価格: 36,750円