マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド R11 S ドライバー

2012/04/17 10:00

クラブを計測してみると?

R11に比べるとR11Sはカートリッジの仕様変更で調整幅が増した

ノーマルポジションだとフェース角が-2度でリアルロフトが9.5度(表示9.5度。ライ角度は60.5度。一番捕まるクローズポジションに調整すると、フェース角が-0.25度となり、リアルロフトが11.25度まで増える。逆に一番捕まらないポジションだとフェース角は-5度で、リアルロフトは7.75度まで減った。R11に比べるとR11Sはカートリッジの仕様変更で調整幅が増したが、基本的にはスライサーがドローを打てるようなスペックにはなりにくい。

捕まりの目安となる重心アングルはノーマルポジションで23.5度。こちらの方は数値の変化は小さく、最小で22度。最大で23.5度。いずれも平均的な数値だ。重心距離はヘッド単体で計測した場合(カートリッジ未装着)、37.5ミリ。最近のテーラーメイドのドライバーの中では短めである。

長さはメーカー値が45.5インチで実測値は45インチ(ヒールエンド法での計測)。振動数は267cpm。純正シャフトのSにしては硬い。クラブ重量は純正Sで315.0グラム。バランスはD2.5。20~50歳ぐらいで、体力が平均的、もしくは平均以上の男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

クラブ測定データ

シャフトモトーレ 60 S
ロフト(度)99
リアルロフト(度)9.59.5
ライ角(度)60.560.5
フェース角(度)-2-2
長さ(インチ)4545
振動数(cpm)267267
自分に合ったスペックは?≫
1 2 3 4 5
テーラーメイド
進化を遂げた3Dチューニングドライバー
発売日:2012/02/24 オープンプライス