マーク金井の試打インプレッション

グローブライド オノフドライバー タイプS 黒(2012年モデル)

2012/07/17 10:45

打ってみると?

試打クラブはロフト9度。シャフトは純正のS(MP-612D)9度表示でリアルロフトは10度。フェースアングルは見た目通りオープンで-1.25度。シャフトはワッグルすると手元側が少ししなる。振動数は262cpm。純正のSとしてはしっかりしている部類だ。

アイアンでしっかりウオームアップしてから打ってみると‥‥「スパーン」とやや低めのインパクト音。ボールはやや低めに打ち出された。球離れが遅く、打感がソフトだ。そして印象に残ったのが操作性。前作のタイプSに比べると重心距離が短くなったんだろう。スイング中にフェースの向きをコントロールしやすい。そして、低重心効果で低スピン弾道がオートマチックに打てる。

弾道をチェックすると‥‥スピン量は2000~2600回転。やや低めの弾道で、キャリーとランで飛距離を稼げる。アゲンストの風で強い球が打ちやすいドライバーだ。

方向性はストレート弾道を打つつもりで打つと軽いフェード。ただし重心距離が短めなので、インサイドからあおって打つと強いドロー弾道になる。前作同様、真っ直ぐ打つことよりも、左右に曲げたい球を打ちたくなるドライバーである。

シャフトは切り返しで手元側が少ししなり、ダウンからインパクトにかけてはシャフト全体がスピーディーにしなり戻る。シャフトのしなり量が多いタイプではないが、シャフトのバネ性が強いので、インパクトでは心地良い弾き感が手に伝わってくる。

従来モデル同様、叩いても左に行きにくい。それでいて重心距離が短くなった効果で、球筋の打ち分けがより繊細にしやすくなっている。左のミスが出にくいだけでなく、操作性が非常に高いドライバーだ。

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グローブライド
吹けない球筋で飛ばす
発売日:2011/12/01 オープンプライス