マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド グローレ リザーブ ドライバー

2013/04/09 09:00

構えてみると?

巨大なディープフェースだが、フェース上部を黒くマスキングし、白い部分だけをフェースだと見せることでハードな印象を薄めている

白ヘッドでお馴染みのテーラーメイドのプレミアムモデルとなるグローレ。そのグローレの兄弟モデルとなるのが今回試打するグローレリザーブ。こちらも50歳以上のアベレージゴルファーを意識しているが、ヘッドはかなり個性的だ。

まず目につくのが巨大なフェース。70層ものカーボン素材を重ね併せて作ることで、従来のフェースよりも30%も面積を拡大、そして45%も軽く作られているそうだ(メーカー調べ)。定規で測ってみるとフェース高は67ミリもあった。これは一般的なチタンドライバーよりも20ミリ以上もフェースが分厚い。フェースを見ると迫力満点だが、やさしさを演出するためにフェース面は白と黒のツートンカラー。フェース上部を黒くマスキングし、白い部分だけがフェースだと見せることでハードな印象を薄めている。

ヘッド色はグローレ同様、高級感があるパールホワイト。ソールのカラーリングをもピンクゴールドがあしらわれ、高価格帯ドライバーであることをしっかり主張している。

R1同様、シャフト脱着方式の弾道調整機能(可変機能)がついているが、重心位置(重量調整ネジ)は変えられない。シャフトの装着方向を変えることで、ライ角、フェース角、リアルロフトが調整できるようになっている。体積はルール最大級の460CC。投影面積が大きくて超ディープフェースが採用されいるので、アドレスすると500CCぐらいあるんじゃないかと錯覚するぐらいヘッドが大きい。

ハイテク素材のカーボンをフェースに採用することで革新的な設計が実現したグローレリザ-ブ。飛距離性能、そしてどんなゴルファーと相性が良いのかを、じっくりテストしてみたいと思う。

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テーラーメイド
発売日:2012/11 オープンプライス