グラファイトデザイン ツアーAD MT
2013/12/03 09:00
シャフトを計測してみると?
60g台のSは振動数が250cpm。振動数は低めだが、センターフレックス値は4.34とやや高い。60g台のSRは振動数が238cpmでセンターフレックス値が3.97。アフターマーケット用シャフトとしては振動数が低めだが、決して軟らかいシャフトではない。センターフレックス値が示すようにシャフトの中間部分が硬めだからだ。また、45インチで組み上げた場合、6Sだと振動数は255cpmぐらいまで上がってくるだろう。SRとSの振動数の違いは12cpm。フレックスによる手元側の硬さの違いは平均的だ。剛性分布(硬さの変化の分布)については、手元と先端剛性が低く、中間端剛性が高い。
これにより弾き感を味わえる。また、ゴルファーによっては手元がクイッとしなるために、「粘り」を感じる人もおおいだろう。ボール初速が出やすいタイプなので、45インチだけでなく、46インチぐらいの長尺に仕上げても相性が良さそうなシャフトである。