グラファイトデザイン ツアーAD MT
シャフトの特性をズバリ
グラファイトデザインの最新モデルとなるのが今回試打する「ツアーAD MT」シリーズ。8月末の国内男子ツアー「KBSオーガスタ」からツアーデビューするや、多くのプロが使いはじめている。
これまでのツアーAD同様、手元側は横縞模様。シャフト全体は目にも鮮やかなレモンイエロー。縞模様はホワイト。かなり派手なデザインがなされているが、これまで同様、一目見てグラファイトデザインのシャフトだということが分かる。
スペックを計測してみると・・・60g台のSRは振動数が238cpm。アフターマーケット用シャフトとしてはやや軟らかめの設定だ。ただし、センターフレックス値は3.97と高め。手元がしなるシャフトであることが数値で分かる。60g台のSの振動数は250cpm。センターフレックス値は4.34。こちらも振動数に対してセンターフレックス値が高い。手元が軟らかく中間部分が硬めになっていることが分かる。
メーカー側の資料によると、MTシリーズはセンターの剛性感を高めることで、しなり戻りのスピード感、弾き感を持たせているとのこと。手元側の剛性を低めに設定することでしなりを感じ取りやすくしているとアピールしている。DIシリーズの戻りを良くしたイメージのシャフトだそうだ。
叩くと言うより、スインガータイプであり、フォローサイドで打てる人と相性が良いともメーカー担当者はコメントをしている。60g台のシャフトだが、今回はあえて46インチで試打クラブを組み上げた。ラインナップされている50g台のMT5であれば、さらに長く46インチ以上に仕上げて、徹底的に飛距離を狙っても面白いと思う。
【シャフト計測データ】
6SR:長さ46インチ/重さ309.7g/バランスD4/振動数238cpm/センターフレックス値3.97
6S:長さ46インチ/重さ310g/バランスD4/振動数250cpm/センターフレックス値4.34
(※テーラーメイド グローレ ドライバー/ヘッド重量198g、接着寸35mm)